ポケ迷宮。

ネッツの端っこにあるヴィオののんびり日記的な旧時代的個人ブログ。大体気に入ったゲームについて語ってます。

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思い出の中のその怪物はいつも優しい目をしていた。


 発売日の12/6からはじめ12/12にクリアしました。
 クリア時間は15時間以内。の、トロフィーを取ったので……ゲーム内でプレイ時間を確認する術が無いので予想になりますが、10時間は超えてるんじゃないかと思います。


【プレイヤーデータ】
・普段プレイするゲームはDQ、テイルズ等のRPGやスマブラ等の対戦ゲーム。音ゲーやパズルゲー、ACT、STG等もプレイする割と雑食
・上田作品のICOとワンダはPS3のリマスターでクリア済み







☆段々とトリコの事を好きにさせてくれる、そんな物語

 少年とトリコが静かに築いていく絆が温かな気持ちにさせてくれます。
 遺跡で少年とトリコの力を合わせて謎を解いて次のエリアへ。その繰り返しなのですが、飽きさせないように派手な演出が所々に挿入されています。
 そういった出来事を乗り超えてまた、少年とトリコの絆が深まっていく……言葉少なな作品ながら、その過程はよく解りました。
 実際に道中やEDで泣いたという人も結構いるようです。


 


☆少年とトリコのアクションで遺跡の謎を解け

 このゲームのゲームジャンルはアクションアドベンチャー。ゼルダの伝説シリーズやバイオハザードシリーズと同じジャンルですね。


 遺跡を主人公の少年と大鷲トリコと共に探索していくのがメインです。
 操作するのは主人公のみで、トリコはAIで動いています。


 主人公は戦う手段を持っていません。対抗は出来ますが、倒すにはトリコに任せるのが一番です。
 その部分も賛否両論かもしれませんが……自分は直接的に戦う手段がほしかった派ですが、トリコに助けてもらうのもそれはそれで温かな気持ちにさせてくれますし。


Q,魅力的なところを教えて
 なんといってもトリコの仕草でしょうか。
 動きや鳴き声が愛くるしく、その様はまるで猫のようです。簡単に言うと可愛いです。


 また、謎解きでしばらく詰まっているとヒントが出てきたり操作説明が出てくるところも良い塩梅でした。全てでヒントを出されるのも嫌だし、かといってノーヒントだとFC時代のゲームをやってるような感じですしね。


Q,難点を教えて
 とにかく操作性の悪さが目立ちます。


・カメラが悪い
 このゲーム一番の問題点だと思います。
 狭い通路を歩くこともあるのですが、壁を背にしたりトリコに乗ったまま進んだりするとカメラが突然ワープしたりとか少年に近すぎて何を映してるかさっぱり。カメラ自体はフリーなんですが、フリーならフリーなりにもう少し壁とぶつかった時の処理を考えてほし買ったなとは思いました。
 
・描写されてる物が多いとかくつく
 中盤からはだいぶ慣れましたが、序盤は画面のチラつきにかなりやられました。カメラを勢いよく回すとブラーもよくかかるので余計にそう見えます。
 カメラの悪さと相まって、3D酔いする人はかなりいるんじゃないでしょうか。ちなみに自分もかなり酔う方(大神やグラビデはすぐ酔って1時間くらいしか出来ないで積んでます)なので、最初は相当きつかったです。


・少年自体の操作があまり良くない
 自分は少年の少年らしい動きは特に何も問題を感じていません。崖上るのに一生懸命だったり、何かを引っこ抜くのに時間がかかったり、多分そういうところに文句をつける人はいないんじゃないかと思います。


 問題なのは、トリコへのしがみつきの操作性。
 トリコに乗るにはジャンプ一つをトリコに向かってすれば勝手に少年がしがみついてくれます。足から背中へ移動するのもスティックを倒しさえすれば良いのです。
 しかし、その簡易な操作がかえって問題になっているように思います。
 というのも、トリコの上から降りようとする時、きちんと離れたところにジャンプしないと少年が勝手にトリコにまたしがみついちゃうんですね。気を付けていれば特に問題ではないにしろ、ストレスを感じる方はいるんじゃないでしょうか。


・トリコが結構気まぐれ
 一度指示を出しても言うことを聞いてくれないなんてのはちらほらありました。
 まあそもそも、そこを気にする人が最初からこの作品を買うとは思えませんが……。
 トリコを100%言うことを聞かせるようにしなかったのも製作者の意図ですし、その部分に動物としての魅力を感じている人もまた多くいるのです。


 





☆総評
 グラフィックや音楽に関しては多く語ることが無いので省き、ゲーム内容の根幹であるストーリーとアクションについて説明させていただきました。


 自分はICOもワンダも非常に素晴らしいゲームだと思いましたし、トリコも同じものを感じました。
 ゲーム自体はずっと手元に残しておきますが、多分二周目はどのゲームもやらないんだろうなと思いました。
 なんでかな、ストーリーや雰囲気への感動を求めてプレイをしているので、それが二回目だと味わえないから、でしょうか。
 自分がやり込むゲームと言えば対人ゲーか戦闘の楽しいRPGばかりですし、それはストーリーへの感動ではなくてシステム面の楽しみを味わっているからですよね。
 
 逆に言えば、そういう感動を味わいたい方には是非お勧めしたいですね。
 実際このゲームをクリアした時も非常に気持ちが良かったです。それはICOでもワンダでも思いました。早く終わらせて最後を見たいけど、もう終わりが近付いているのかという寂寥感と言いますか。


 ただ、この記事でも説明したようにシステム面はストレスが溜まる人は溜まると思います。問題点が多いです。
 自分はそれらの問題点を見ても尚、この作品をプレイして良かったと思います。何よりトリコがかわいい。「トリコって犬と猫の良いとこどりだよな」って言ってる方がいて妙に納得してしまったものです。



 この記事で一人でも「人食いの大鷲トリコ」の作品に魅力を感じて購入に踏み切ってくれる方がいることを願います。



拍手[2回]

無題

昨日また久しぶりにプレイして感慨深くなった者です。
記事の内容に共感しっぱなしでした。
3時間ほどプレイして、カメラワークや操作性は確かに不便なんですが、ゲームの快適さにはうるさい方の私にしては珍しくイライラしないんですよね。トリコの気まぐれもそう。
圧倒する綺麗なグラフィック、巨大で謎に満ちた遺跡、光と影のコントラスト、トリコの可愛さ、のどかな環境音など私的に刺さるポイントが多くてお釣りが返ってくるレベルだからでしょうか。
ゲーム自体が短くRPGによくある作業がないシンプルさで、まるでおとぎ話を読んでるような構成も理由の一つかと。
例えば少年はいつもトリコを見てるので離れた場所で操作をやめるとカメラもトリコに向くんですが、それも少年と一体になっているような感覚で、プレイヤーの快適さより物語性を重視したカメラワークなんだと感じました。聞こえは良くないですしそこにストレスがたまる人もいると思いますが、私はこれは一人と一匹の物語を垣間見るゲームなんだな…としみじみしました。少年の目を通して見てる世界というか。

ただカメラワークは結構疲れるし酔ってきましたね…。7年ほど前に遊んだ時は平気だったんですが。3D酔いは段々慣れるので解消されてくといいなと思います。
by trc 2025/10/16(Thu)16:12:39 編集
Re:無題
>trcさん
 ネットの端っこまで来ていただき&更に熱の入ったコメントもありがとうございます!
 自分もいただいたコメントに思わずうんうんと頷きっぱなしです。

 このゲーム、言ってしまえばとても雰囲気に満ち溢れたゲームなんですよね。改めてコメントをいただけてそう思います。勿論グラや音といった構成も大事ですが、やはりトリコの愛らしい動きとその関係性の変化が一番魅力ですよね。正にICOの系列、上田さんの作品だと思っています。

 カメラ操作を止めるとトリコに自然と向くのは少年の目線であってそれを通して世界を見てるってとても素敵な解釈だと思います。
 カメラはブラーがきついのが酔う原因かなーとは思いますね……自分は酔い止め薬を噛んで遊んでおりました…どうしようもならない時はお勧めです。
2025/10/17 15:27
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