ポケ迷宮。

ネッツの端っこにあるヴィオののんびり日記的な旧時代的個人ブログ。大体気に入ったゲームについて語ってます。

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英雄伝説 閃の奇跡Ⅱ 公式サイト
 ↑閃の軌跡未プレイの方は英雄伝説 閃の軌跡 公式サイトへ。上のサイトはこちらのネタバレも含むため、見ないほうが良いかと。

 発売日後やりにやり続けようやくクリア。クリアと同日に投稿です。
 前作「閃の軌跡」のレビュー等はこちら。下二つは作品に深く関わっているものなので、ネタバレを控えてる方は参照なさらないようお願いいたします
 閃の軌跡クリア後レビュー(ネタバレ無
 閃の軌跡 ネタバレあり感想
 閃に残された謎について

 Vita版、PS3版と出ていますが、Vita版をプレイしました。
 クリア時間は約60時間
 クエストはすべて達成(隠し除く)、プレイする上である程度の探索は行っています。宝箱などは回収する派です。

 スクショ画像を随時更新していくつもりなのでよろしくお願いします。

 プレイヤーとしての参考
・軌跡シリーズは全てプレイ済み(空は全て3周、零2周、碧1周、閃3周)。軌跡シリーズ未プレイの方にも解りやすいように心がけておりますが、今作は特にⅡと銘打っているだけあり、特に前作(閃の軌跡)との比較重視での記述が多くなります
・ファルコムのゲームが好きです。信者だと思われるならそう見ていただいても結構です。否定的意見ももちろんありますが
・前情報は入手しないように過ごしていましたが、ゲーム雑誌などでちょこちょこ情報が見ちゃってたりはしました

14'10'06      ストーリー等加筆修正
14'10'09-11 数箇所加筆修正
14'10'25    スクリーンショット追加





ストーリー
 公式サイトのプロローグ長過ぎる上に前作「閃の軌跡」のネタバレだらけなので以下略。

 「閃の軌跡」の完全なる続編です。はっきり言いましょう。前作をしていないとムリです。本作からこのシリーズをプレイしようとしている方は少しお待ちください。
 まずはこのシリーズについて少々説明。
 本作「閃の軌跡Ⅱ」は製作会社である日本ファルコムが銘打つ『軌跡シリーズ』の7作目にあたります。「空の軌跡FC」「空の軌跡SC」「空の軌跡the 3rd」「零の軌跡」「碧の軌跡」「閃の軌跡」と続いています。何度も言いますが、今作は6作目の「閃の軌跡」の続編です。前作と綿密に絡んでおり、前作をやっていないとかなり厳しいです。

 全体的な中身ですが、緩急の素晴らしい作品です。
 物語のメリハリがしっかりしているので、全く飽きません。ストーリーがぐっと盛り上がるところではあれやこれやとストーリーに飲み込まれ、休憩するときは仲間と共にゆったりと過ごす……そういうことができている作品です。

 というのは本当に大まかな感想で。
 今回は、だいぶ疑問の残る行動(主人公、周囲の人たち含め)も多く、これ別にやらなくてよくね、とか、ここの展開微妙じゃね、みたいなイベントもちらほらあったりしました。それよりももっとやってほしいところが……
 一本の作品としても疑問点が残り続けてる部分もあり……それは空SCだって碧だって一緒ですけどね。丁度あんな感じ。

 なんというか、主人公達が学生なのが足を引っ張っている気がします。今までは遊撃士、神父、警察官と社会人だったので、ある程度の行き過ぎた行動にも寛容出来るのですが、主人公達はあくまでも学生なので。士官学校だから普通のとはだいぶ色が違いますがね。私一個人として閃のパーティは一番好きですが、ストーリーの観点から見れば難しい立ち位置だったと思います。
 また、リィンが主軸にいすぎるせいか、他のキャラが活かせていないのも気になります。主人公視点というのに縛られすぎというか。せっかくこれだけの人数がいるのですから、パーティ分断とか出来ると思うのですが。
 その点では今作付属のドラマCDは良い味を出していました。この作品を買う時は、是非ドラマCD同梱版も視野に入れてみてください。


 ……やっぱりいつ終わるのかなぁと。今までこのシリーズを追いかけて振り回されてきたプレイヤーはそう思うわけで。生きてる間に完結するかなぁ……。
 正直あんま中身進んでないしなぁ……。
 とまあ、ファルコム大好き人間でもそう思うので、シリーズの先が待てない人は止めておいたほうがいいでしょう。

 マジでシリーズ全体のお話を進めてくれ。軌跡プレイした人の総意がこれ。





戦闘システム
 従来の軌跡通りの戦闘システムが実現されています。
 キャラ特有の技である「クラフト(いわゆる戦技、特技)」、クオーツの組み立てによって使用できる「アーツ(いわゆる魔法。というと語弊がありますが)」を巧みに使い、戦闘を進めていきます。

 クラフトは完全にキャラに固有するもので、複数のキャラを選択するうえで非常に重要な役割を担う部分だと思います。その分、キャラ差があると使われないキャラが出てくるとは思うのですが、バランスの取れた閃の延長線上であり今回もキャラ格差はあまり感じませんでした。
 感じた方がいらっしゃるならば、ただ単に強いと感じている奴に愛着が沸いてるだけのような気がします。

攻撃クラフトにはそれぞれ範囲や威力、付加効果などある。補助や回復もあるので戦闘中に助けられること間違いなし。

 しかし、それでも多少のキャラ格差を感じる方はアーツというものがあります。物理攻撃の弱いキャラはこちらで補う部分も大きいですね。
 アーツはクオーツというものを戦闘前に組み合わせて使用できるアーツをプレイヤーの手でコントロールします。なので、誰でも回復やサポートとして働けるのです。よくあるRPGのジョブみたいなものよりも更に手軽に行えるスタイルチェンジのようなもの、と思っていただければいいです。ステータスもかなり弄ることができます。

 こういった戦闘システムなので、一度詰まった時なんかに立ち止まって様々な解法が生まれて面白いかなと思います。

 また、前作から継続して受け継がれている『戦術リンク』がとても楽しいです。
 二人一組でリンクを組むのですが、お互いがダメージを受けた時に「かばう」「回復する」等、攻撃をした時に「追撃」「とどめの一撃」「アーツ強化」等が一定確率で発生し快適な戦闘が行えるシステムですね。追撃なんかは発生することで一回分の攻撃がカットされるわけですし。

 今作で追加されたオーバーライズも見所。リンクを組んだ二人で三回連続行動できるというもの。そこまで壊れてるわけでもなく、一工夫すれば便利なところもある良システム。碧のバーストが壊れすぎていたのかもしれませんが。

 こちらの戦闘システムの増加に従って、今回は相手もだいぶ強化されたように思います。主に人形の敵は強いものが多かったですね。難易度ノーマルでプレイしていたのですが、手応えのある難易度でした。
 システムを組み合わせれば大ダメージもかなり楽に出せます。ただまあ、それも大味過ぎるところがあるとは思いますが。




システム
 ゲームを快適に行うためのシステムがかなりしっかりできています。
 長所から。
・まずは何処でもセーブが行えます。当然戦闘中やイベント中等は無理ですが、メニュー画面が開けるところは本当にどこでも可能です。セーブ管理でセーブデータの削除も行えます。
町内/町外ワープがあり楽です。街道を歩いてる時に用も済んだし帰りたいなーと思ったら、ボタン二つで戻れます。ドラゴンクエストのルーラに近い形で使用できます。街中でも重要な建物はすぐにワープが行えるので、3DRPGで比較的問題である移動による時間の経過はだいぶ避けられるのではないかと。一定時期を過ぎればバイクや馬も使用可能になり、普通の移動も快適に。文句を言うなら、バイクの速度がちと遅い。馬、バイク共に壁にぶつかった時のリカバリーがしづらい。
・アーツ(いわゆる魔法のこと)をするためのクオーツを嵌めるのがめんどくさい方用に自動はめがあるのがありがたい。今回は攻撃重視など選べてちょっとグレードアップしています。でも結局自分で組むのが一番良いですね。
・「閃の軌跡」からの続投。イベント中や新しい街、宝箱を見つけたり大型の敵を見かけるとアクティブボイスがあります。FF13とかTOX2みたいな。仲間の仲の良さや世界観の広がりが見られて良いシステムだと思います。欲を言えばもう少しボリュームが欲しいか……。

 短所。
・前作「閃の軌跡」ほどではありませんが、ロードで時間がかかるところがちらほらあります。プレイに支障はありませんが、気になる方は気になるかもしれません。
・正直ロードよりも処理落ち場面が多いのが気になりました。情報量が多くなるとかくかくと動くところが……ここはPS3のほうがましかもしれませんが、閃のPS3版でも処理落ちするところはしたので、何とも言い難いです。
・アクセサリやクオーツはストーリーを進めるごとに凄まじい数になります。なので、お気に入り機能とかあると良かったかもしれません。人数も増えるため、取り外しても組み合わせで保存も出来るとかにすると良かったかも。
・「ここ進めるともうクエストできなくなるけど良いですか?」みたいな警告があるのはすごくいいと思うのですが、「ここに行くともう戻れませんけど良いですか?」なんてあるとなんだか先の展開を暗に言われているようですごく気分を削がれる。あーなんかこうなるのかなぁと思うと先に行きたくなくなったりするわけで、こういうのは物語上宜しくないですね。
・キーコンフィグの追加は嬉しかったですが(元がRダッシュで、コントローラー片手持ちをするとダッシュ出来ないという難点があった)、馬やバイクに乗った時にはキーコンフィグを行った意味がない。
・ギ ャ ラ リ ー 何 故 無 い し 。




グラフィック
 前作よりより様々なところに行くのですが、雰囲気の違いがしっかりしていたと思います。PVなどを見ればよくわかると思うので、ここでは多く語りません。
 世の中のゲーム会社に比べたら凄いグラとは言いづらいですが、私はグラにそこまでこだわりがないので、あまりここでは触れません。
 人間のモーションは閃1に比べればだいぶまともになりました。全て打ち直した、というまあ本当だったんだなと。




キャラクター
 前作に引き続きトールズ士官学院がメインです。更に主人公リィン・シュバルツァー属するⅦ組が一番のメインです。
 キャラ台詞がかなり豊富であり、魅力を感じるキャラがたくさんいます。少なくともメインのⅦ組に嫌いなキャラ、興味のないキャラはいません。主観ですが今までの軌跡のパーティキャラでは一番好きなパーティです。10人(+1)いるので多いと感じる方もいるかもしれませんが、個人的にはこの人数が最初からいたので特に優劣を感じませんでした。

 このシリーズはストーリーゲーであると同時にキャラゲーでもあると思います。
 本作は絆システムというものが採用されており、特に主人公と特定の誰か一人を選んだ会話イベントなんかもあります。ほとんど音声のないところですが、だからこそフットワークのある文章の多さに繋がるのではないかと思います。これは絆イベントだけに限りませんが。

 絆イベントのおかげでキャラの別な魅力も解ったりするのですが、その分本編で目立った活躍をさせづらく見えます。主人公リィンか、サブばかりが目立つ傾向にあるのが難点。ストーリーの項目でも言いましたが、キャラは好きなんですがストーリー上のキャラの描き方がちょっと下手だと感じました。Ⅶ組のキャラが好きだからこそ気になります。
 また、絆イベントにももうちょっとストーリーと違うギャップが欲しかったかもしれません。毎回同じ事しかやってないキャラクターが……正直それが好きなキャラだけに微妙な気持ちに。

 ネット上ではキャラ多すぎてキャラ自体が薄いっていう意見も多いですけど……閃1やった?今回は確かに各個あんまり動いてないっていうのがでかいけど、それはなんというか、キャラが薄いのではなくてシナリオライターが動かすの下手な気がする。というか、既にあるキャラを要らないって言われるのも気分が悪いわけで。

 というのも所謂モブ達にも一人ひとり名前があり、物語があります。これはイベントで何かあるたびに会話が更新されていたりしており、世界に厚みが増しています。
 町の人の会話等を回収するプレイをするだけでクリアまでに90時間かかると思います。ある程度、適当にしていれば私と同じくらいの60時間でクリアかと。ひたすら急げば50時間ほどクリアが見られるでしょう。それくらいモブには力を入れていると思います。




音楽
 ファルコムの音楽に外れなし。戦闘だけでなく街やイベント曲も最高。
 SEも外れなし。




総合的な評価
 シリーズが続いているので、新規の方にはだいぶ勧めづらくなっている印象。
 RPGなので、プレイに時間がかかるし、更に全てのこのシリーズの作品を通してやるだけでも1本5,60時間で400時間くらい?とまあ、とんでもないので……。

 作品としては楽しめました。実際楽しめなかったらこんな勢いよくやらないですし。
 
シリーズものの進行度としては不満が残りますが、一本の作品として見ればそれなりに良い出来。やはり「閃の軌跡」ありきの作品なので、そこは重々承知を。

 ストーリーの項で散々書きましたが、今回ももう当然のように謎も残ります。綺麗に収まるっちゃあ収まるんですが。
 それでも、
閃2は自分の中ではだいぶ好きな作品です。恐らくこの特科クラスⅦ組というメンバーを好きになったからだと思います。主人公のリィンと共に。逆にⅦ組に思い入れが無かったらつまらない作品かもしれません
 残る謎どころか、作中でもなんでこここうなんねん!っていう展開の謎もありますが、それでもやはり盛り上がるところは盛り上がったし、泣くところで泣きました。今回はプレイヤーを泣かすポイントが多かった気がしますね。


 拙いレビューではありましたが、見て頂きありがとうございました。
 参考になりましたら、拍手などしていただけると、嬉しくて飛び跳ねます。


 ※後日、ラスボス戦での情報とネタバレあり感想うp予定


拍手コメント返信(12/30更新(多少のネタバレも含んでいるため白文字で
>イーストさん
 はじめまして。拍手、そしてコメントありがとうございます。
 同じく自分も次の舞台は帝国であり、そこにⅦ組が絡んでいってほしいと思っています。ネットではリィン主人公もⅦ組も飽き飽きしている人も多いみたいですが……ファルコム自身もまだあまりしっかり考えていないようにも思いますね、社長のインタビューとか読んでいると。
 煌の軌跡……文字に起こすと見栄えも良くて、口にすると響きも良いですね。次はどうなるのでしょうか……再来年発売になるでしょうし、今から色んな想像をしてしまいます。
 同じくオットー元締めは衝撃的でした。イーストさんのように手がつかなくなるほどではなかったですが、作中で一番ショック受けましたね……自分の好きなキャラがエリオットだったのでⅦ組で一番世話になってるだろう彼の心情を考えたりして苦しくなりました。
 
 

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