ポケ迷宮。

ネッツの端っこにあるヴィオののんびり日記的な旧時代的個人ブログ。大体気に入ったゲームについて語ってます。

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P5 - ペルソナ5 - 公式サイトはこちら

 個人的に日本で数少ない信頼できるゲームソフト会社のアトラスが誇るペルソナシリーズの期待のナンバリング。
 ペルソナ4は2008年7月10日に発売されたので、2016年9月15日に発売された今回の作品はなんと8年ぶり。

 難易度ノーマルでプレイ時間は100時間ほど。ゲームオーバーの時間や寄り道で悩んだりした時間も加えると5時間ほど追加されると思います。
  ちなみに同じくノーマルでプレイした知り合いは80時間でクリアしたらしいので、こちらも参考に。


 申し訳ないですが、まだ画像の差し込みはありません。文章ばっかでごめんなさい。

《プレイヤーデータ》
・ペルソナシリーズは今回が初。なので過去作と比較しての評価は出来ません。
・アトラスの作品は世界樹シリーズ全て、#FE、ラジヒスをプレイ済。メガテン自体はプレイしたことがないものの、知り合いがプレイしてるところを見たり話を聞いたりはしてる
・色々やるけど普段よくプレイするのはRPG。特にコマンドRPGで戦闘に歯ごたえがあるのは大好き





☆主人公達が怪盗!日常と異世界を行き来して歪んだ欲望を頂戴しろ!
 ある事情で“東京”の高校に転入することになった主人公の少年は、奇妙な夢を見る。
 自身に課せられた『更生』のため、そして、悪しき欲望から人々を救うため、
 怪盗となった主人公はたくさんの人々と出会い、絆を結んでゆく。
 かけがえのない一年を過ごした後あなたを待ち受けるものとは......?
(公式サイト トップページ ペルソナ5とは?より)

 昨今ではだいぶ減ってしまった主人公=あなたなRPG。主人公の名前を決めるのもプレイヤー自身です。
 高校生の主人公を操作して学校生活を送りながら、非日常な異世界で戦い、そしてまた学校生活へ……。

 ストーリー展開は非常に緩急がよく、盛り上がるところは熱く、ストーリーの行き詰った時はプレイヤーをやきもきさせたりするその加減が上手い。
 また、張っていった多数の複線も綺麗に回収してくれましたね。やはりここはRPGの実績の高いアトラスなんだなと再度感じました。ストーリーについては保証しましょう。

 問題というほどのものかわかりませんが、主人公たちが高校生なので、ノリの軽いところはあります。変な日本語が嫌いだ、っていう人には、ひょっとしたら合わないかもしれません。
 ですが、そんなことを気にさせないくらいキャラクターの掘り下げが非常に素敵でした。仲間もみんな仲が良いので見ていて気持ちいいですね。変に偏った関わり等がない、バランスの良さがありました。




☆弱点を突いて敵をダウンさせろ!瞬間的に終わる爽快な雑魚戦と個性豊かなボス戦闘を味わえ!
 ペルソナの戦闘はコマンド戦闘
 そして、アトラスの戦闘といえばそう、弱点ゲー
 相手の属性弱点を突けば非常に優位になるゲーム。

 主人公たちはペルソナといった能力を用いて相手と戦うことになります。


Q,弱点ゲーっていうけど、使える属性ってどれくらいあんの?
 属性の種類は非常に豊富で10種類。
 全員が使えるのは物理、銃の二種類。
 残りの8種類は仲間によって覚える技が違うため、ダンジョンによって仲間を入れ替えていくと攻略もスムーズになります。
 一度に覚えられる技には上限があり8つまで。それ以上覚えようとすると、今まで覚えてたものを忘れなければいけません。ポケモンの1、2のポカンと同じですね。

 ただし、一人だけ例外なのが主人公。
 主人公は自分の使える技を多彩に変更が可能なので、全ての属性も使えるし、全ての技を使えと言っても過言ではないです。覚えていられる技も他の仲間よりも多いです。
 主人公が死んだ時点でゲームオーバーなのがメガテンやペルソナの定番なので、主人公が弱いと話にならないですね。

 私的な意見ですが。出来ることなら戦闘中にいつでも仲間を交代できると良かったなぁと思います。弱点ゲーなだけに特に。
 ストーリーが進めば交代させることも可能なのですが、そのためには非常に戦力のなる主人公のターンを1ターン費やさなければいけないのです。更に、状態異常のキャラクターのチェンジは行えません。
 この点に関しては同じアトラス作品の#FEのが快適でしたね。#FEは主人公チェンジできないのは同じで、味方のチェンジはそのキャラのターンに気軽に出来るのが魅力でした。(ちなみに#FEとはアトラスRPGの代表作『女神転生』とインテリジェントシステムズの看板作品『ファイアーエムブレム』のコラボ作品です。ネタバレ無のレビューもあるので宜しければどうぞ→幻影異聞録#FE クリア後感想レビュー(ネタバレ無


Q,テンポはどうなの?
 テンポは良い。
 相手の弱点を突けば1more(ワンモア)といって再行動が出来る。その際に味方に行動を引き継いで更に弱点を突いてもらうといった事もできる。
 更に、弱点を突けば相手はダウンする。相手が全員ダウンすれば総攻撃というコマンドが出てくる。総攻撃すれば敵全員に問答無用で大ダメージを与えられる。大抵の雑魚敵ならば戦闘終了に繋がる。
 コマンド選択中に応じてキャラが動くがそれによってレスポンスが悪くなることもない。

 クイックオート戦闘もあるのも魅力の一つですが、能力変化や状態異常のテキストを見逃さないようにするためかここだけは通常と同じ速度で表示されます。本当にプレイヤーが何もしなくても勝てるような試合でもテキストだけは通常スピードなのは少し勿体ないか?とも感じました。


Qカスタマイズ要素とかあんの?
 カスタマイズと言えるのかわかりませんが、戦闘に関わる部分としては、
・武器(近接・銃)防具アクセサリの変更可
・ペルソナの配合、強化等(主人公のみ)(主人公の弱点耐性や使用技が変わる)
・仲間との信頼関係の程度
 くらいでしょうか。上から順に説明していきましょう。

・武器(近接・銃)防具アクセサリの変更
 特筆すべきところもありませんかね。
 ダンジョンでランダムに収集することもできるので、全てにお金を消費する必要はありません。
 自分の場合ですと、ほとんどお店で買い物はしてません。難易度ノーマルでクリアしましたが、主人公で購入した近接武器は2個くらい、銃に至っては一丁だけです。こんな感じでプレイしてもクリアできるので、そこまで神経を尖らせるところでもないように感じましたね。

・ペルソナの配合、強化等(主人公のみ)(主人公の弱点耐性や使用技が変わる)
 主人公のみが複数のペルソナを所持できます。このペルソナによって使用できる技や弱点耐性、能力等ががらりと変わることと、主人公のHPが0になってしまえばその時点でゲームオーバーなので、常に意識することをオススメします。

・仲間との信頼関係の程度
 コープ関係、と作中では説明されます。
 自由行動の際に主人公は仲間と共に過ごすことが出来ます。
 交友関係が上がることによって様々な戦闘に役立つスキル等が取得できます。やって損は一切ないので、自由行動の日にはたくさんの人と関係を築いて行きましょう。


Q,その他細かいところを教えて
 良かった点、気になった点、まとめて箇条書きにします。
・戦闘中ロードや処理落ち等は一切なし。これはイベントやマップ切り替えでもほぼ同様
・道中の雑魚を倒していれば、ボスには特に行き詰まることもなく、かといって楽に倒せるわけでもない適切なバランス
・端々の演出完全カットはなく、ボス戦の演出はやり直していると何度も同じものを見なければならない。大技は予兆はあるので初見殺しに至るようなものはないので、ボスで行き詰まる人はそこまで多くはないだろうが……




Q.戦闘について〆て
 コマンド戦闘の質は流石アトラスというべきか非常に良かったですね。
 ただし、不満が無いわけではありません。昔からペルソナをしている方には当たり前のことなんだけど……?というような点が気になってしまいました。どうしても主人公の戦闘能力が抜きんでている作品なので、キャラチェンジは主人公のターンに関わらずしたいなぁ、とか。アクセサリ弱いなぁとか。その辺りの自由度は少し物足りなく感じましたね。

 後はそうですね……カスタマイズ要素はそこまで強くはないので、戦略で勝つのではなく戦術で勝つところが大きいですね。装備を揃えるよりも状態異常や能力変化でなんとかするところが大きいと思います。
 決してそれが悪いと言っているわけではなくて、それだけ取捨選択するスキルが重要になってくるということですね。
 ストーリーが進めばスキルの覚え直しも可能になるので悲観するような要素でもないと思いますし、自分はそれを使わなくても十分クリアまで行けました。




☆これまでシリーズを支えてきた安定の目黒サウンドは健在
 メガテン、ペルソナ等数々の作品でサウンドを手掛けてきた目黒将司氏がサウンドコンポーザーを担当。
 通常戦闘曲の飽きないイントロ、お洒落なメロディは聞き惚れること間違いなし。
 後はダンジョンBGMがかなり好みなものが多かったです。



☆総評
 RPG好きならとにかくやれ。
 ストーリー、キャラクター、戦闘システムをRPGに求めているならやれ。
 言いたいことは本当にそれだけです。
 個人的にはこの三要素が無いRPGはRPGではないと思ってます。ストーリーやキャラが良いだけなら映画や小説、漫画で十分。戦闘システムだけならそれは対戦ゲーで十分。手厳しいかもしれないですが、ずっと自分で感じていることなのではっきり言わせてもらいました。
 そしてこのペルソナ5という作品にはこの三要素がぎっしり詰まっていると……そう思います。

 この作品で一番評価したいのはストーリー。
 昨今の日本のRPGが非常に蔑ろにしているところです。悲しいことに。
 このペルソナ5はそのRPGの基礎の世界観作りを非常に大切にしています。その土台がしっかりしているからこそ、矛盾なく、そして盛り上がりのあるストーリーになっているのでしょう。本当に悲しいことに、こういうRPGが貴重になってしまっているのは残念なことです。

 というわけで、とにかくRPG好きならしてください!
 ぼりゅーみーな8年ぶりのペルソナのナンバリング。その名に恥じない素晴らしい作品でした。出会えて良かったです。

 この記事を読んで一人でも多くの方が「ペルソナ5」に触っていただけたらと思います。
 ここまで読んでいただきありがとうございました。
 みんなも一緒に怪盗団に入りませんか?



P.S.
 再宣伝ですが、メガテン好きならたぶん#FEのが戦闘ハマるんじゃないかなと思ったり。#FE自体がメガテンとFEのコラボですしね。
 ペルソナ5の戦闘ももちろん素晴らしいバランスなのですが、相対的に見て完成度は#FEのが良い印象を受けました。

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