ポケ迷宮。

ネッツの端っこにあるヴィオののんびり日記的な旧時代的個人ブログ。大体気に入ったゲームについて語ってます。

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「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから」



ICO | プレイステーション® オフィシャルサイト

 6/18から6/25の間プレイしていました。この記事をあげる時点では『ワンダと巨像』もクリアを終えているので、そちらも早くあげられればと思います。
 SCE不朽の名作であるICOをプレイしました。
 このゲームは2001年にPS2で日本、そしてアメリカで発売されました。そして10年の時を経て2011年にはHDリマスタされたものがPS3で発売されました。その際に同じ開発チームが関わっている『ワンダと虚像』もついたパックが発売されています。当方はこれを入手してプレイに励みました。

 ジャンルはアクションアドベンチャーです。
 アクションアドベンチャーというジャンルはとても多くの作品があります。ゼルダの伝説、バイオハザード、メタルギア等の大きなシリーズものもありますし、大神やつい最近やっと新作の決まったシェンムーもこれに当たります。
 自分はあまりこれらの作品に触れていないので比較するようなものはありませんが、参考までにどんなジャンルなのか書かせていただきました。

 クリアするまでの時間は9時間ほどだと思います。
 ちなみに、PS3にリマスタされた時にトロフィー機能はきちんとついています。



ただただ純粋なボーイミーツガール
 角の生えた少年イコは村のしきたりでいけにえとして捧げられることになっていました。
 13歳の誕生日、神官に連れられ棺の中に閉じ込められたイコ。ある時突然部屋が揺れ揺れた棺から出ることができました。

 公式ページのストーリーが長文過ぎたため要約しました。OPが流れ、棺から転がり出た少年イコを操作するのが最初にプレイヤーが操作できるところです。

 ストーリーは少年と少女との出会いによって始まります。細かく少年は少女の手を引きながら誰もいない城の門へ目指します。
 その展開も単純でありながら印象にとても残ります。いや、単純だから、かもしれません。ごちゃごちゃしたお話ではなく、本当にドラマや映画のような感覚で見ていられます。


レベルアップも体力もない、UIもない終始映画のような画面
上動画は4gamerによるプレイムービーです。
 ゲーム画面はHP等のパラメータやメニュー画面のようなもの、つまりUI関係は一切ありません。
 主人公の体力は特になく、ゲームオーバーになるのは高いところからの落下、少女が影に連れ去られるの二つのみ。
 アクション要素もそこまで濃くはありません。戦いでは攻撃は棒を振り回すだけですし、後出来ることはジャンプくらい。
 アクションアドベンチャー、と銘打ってあるだけあってどちらかというと謎解きがメインです。なので一人でのんびり少しずつ進めるのがゲームの進み方としては良いかなと思います。因みに悩んでいる時には少女がヒントを言ってくれることも。

 また、セーブポイントはマップに点在しますが、主人公と少女が二人が揃っている場合のみでしか出来ません。当然ですが操作しているのは主人公だけなので、少女は手を引くもしくは呼んで同じ場所まで行く必要があります。少女は主人公よりも身体能力が低い(というより少年が高い)ため、その場に来た当初は主人公が行けても少女が進めないことが多いです。謎解き前にセーブポイントがあることもありますが。

 更にクリアデータがあると敵体力の増加、EDの変化、2Pプレイの解禁が行われます。槍込ゲームではありませんが、ショトカを使えば二時間クリアも夢ではないです。


ゲームにお決まりの通常音楽は排除したゲーム
 雰囲気ゲー、と言われるだけあって普段城を歩いている時はなんと環境音のみ。鳥の鳴き声、水のせせらぎ、木々のざわめき、二人の息遣い、足音……そういったものだけが流れます。

 もちろん完全に音楽がないわけではありません。例えば敵が出るときには流れますし、イベントでも音楽はあります。
 それらはあっても普段流れる音楽はないんです。ゲームの常識を覆す事だからこそ、他のゲームよりも印象深い部分なのかもしれません。

 因みにこれは続編とされている『ワンダと巨像』でも採用されています。次に出るトリコもトレーラーを見る限りそういう印象を受けますね。


総合評価
 ふとしたときにやりたくなるゲームってあると思うんです。それは人によって様々だと思います。パズルとか、STGとか、アクションとか。

 このゲームもそういう作品の一つになると思うんです。ふとした時にこの二人に会いたくなる。そして城をのんびり散歩したくなる。景色もいいですしね。

 それにEDを見る目的でも、一周そこまで長くはありません(トロフィーの中には2時間クリアもあります ※ただし正規ルートでは多分無理です。正規ルートならば3、4時間ほど)。謎解きに苦戦する初見でも10時間前後だと思います。自分も二か所ほど詰まったところがありますが、クリアまで9時間くらいしかかかっていません。

 でも、周回なんて別に良いので、一回くらい触っても損はないと思いますよ。個人的に万人に薦められるゲームだと思います。激しいアクションでもありませんし、謎解きなのでのんびり進められます。それにセーブも随所あります。

 もしこの作品をやることがあれば、是非開発チームが同じである『ワンダと巨像』にも触っていただきたいですね。

 この記事を見て誰か一人でもICOの魅力を感じていただけたらと感じました。

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