ポケ迷宮。

ネッツの端っこにあるヴィオののんびり日記的な旧時代的個人ブログ。大体気に入ったゲームについて語ってます。

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オーディンスフィア レイヴスラシル - 公式サイトはこちら。 ※現在PS2版の公式サイトは存在しません。
 2007年5月17日にPS2で「オーディンスフィア」が発売、2016年1月14日にリメイク作品として本作が発売しました。開発はヴァニラウェア、発売はアトラス。
 2/1にクリアしたのでレビューします。Vita版です。
 クリア時間は40時間。その後のやり込みでもう少しだけ遊べそう。

【プレイヤーデータ】
・オリジナルのオーディンスフィアは未プレイ
・ヴァニラウェアのゲームは今回が初プレイ。Wii版の朧村正はあるが積みゲー状態
・戦闘難易度は「Normal」でプレイ





北欧神話をベースとしたファンタジックな世界観
冒険の舞台となる広大な土地「エリオン」
円を描くように広がるその美しい大地には、
数多くの人々や妖精、果てには資料までもが住まう。
亡国バレンタインの遺した結晶炉を巡り、
いまこの大地を戦火が覆わんとしている。
(公式サイト WORLD 世界観より)

 エリオンという舞台で、終焉の予言と結晶炉を巡るお話。
 妖精や獣人、死者の国など様々な国があります。

 主人公は五人。一人の物語を最後まで終わらせると、次の主人公の物語が進めるようになります。主人公のプレイ出来る順番は決まっていて、一度クリアすれば何度でも戻れます。
 キャラクターのグラフィックやモーションは素晴らしいので、オーディンスフィア レイヴスラシル - 公式サイト等で実際に見ていただければと思います。

 ストーリーの本筋は演劇のような語り部分もあります。というのもこのゲームのお話は本に書かれた物語であるから、だと思います。それが気恥ずかしいと思う人もいるかもしれません。それを除けばストーリーに突っ込みたくなるような部分はありませんでした。終わり方もさっぱりしていて後味悪いということはありませんでした。




技とアイテムを駆使する2Dアクション
 本作品は2Dアクションです。
 アクションとして基本であるキーコンフィグと難易度変更はきっちり実装されています。また、プレイアブル人数は5人ですが、それぞれの特徴ははっきりしている印象を受けました。
 特徴を箇条書きして書くと、

1.適度な難易度
 ゲーム開始時に難易度を問われる。「Sweet」「Normal」「Expert」とある。初見では「Normal」でプレイしましたが、何もせずにプレイしているだけでは詰まるところも出てくる。
 アイテムは沢山手に入るのでガンガン使っていくのがポイントだと思われる。それどころかバッグがすぐにいっぱいになるため、その整理に追われることが多い(特に自分のようなエリクサーや世界樹のしずくはラスボスすらも使わないような人だと尚更)。使用した時と未使用の時では敵の倒しやすさが全く異なる。

2.各キャラごとにある多彩なアクションや技
 例えば一番最初にプレイするグウェンドリンというキャラは滑空をする事が可能。ベルベットという鎖を持ったキャラクターなら手数の多い0攻撃が出来る。変身能力持ちのキャラクターもいる。
 個性をつける、という意味ではしっかりとしている
 そうなると気になるのがキャラ格差だが、ある。扱いやすいキャラと扱いにくいキャラというのは存在する。

 また、敵のアクションもそれなりに。ただ、キャラクターが画面に対して大きい、つまり近いため、いきなり画面外から飛び道具や突進攻撃が来ることも。
 最初はこの仕様に戸惑うが、右上にもっと広範囲を見られるシャドウマップがある。

 右上の白いのがある部分がそれ。この右上のものを見ないと中ボス二体以上のマップでは苦戦を強いられるだろう。戦闘中は段々キャラを見なくなる悲しみはある。


3.モチベを維持するための要素
 マップの種類はいくつかある。マップは探索用の「フリーステージ」、戦闘を強いる「バトルステージ」、買い物や持ち物の整理、一度訪れればワープが可能な「レストステージ」がそれぞれ繋がっている。
 中には中ボスを二匹同時に相手をするところもあり、そういうところはクリア報酬が他のものより豪華である。もちろん来た当時にクリアする必要もないし、攻略中でもいつでも戻れる。

 また、いつでもセーブできることHP0になった時にゲームオーバーは存在しないこと(前のステージに戻されるだけでアイテムや経験値もその時点のものに戻される)の二つの項目からやり直しへのモチベーションは保ちやすいと感じた。

 逆にモチベの維持が損なわれるところもある。主人公5人が訪れる場所はそう大差はない。別のキャラでプレイしたようなマップを別のキャラで再度歩かされることもある。そこで出てくるボスや中ボスのパターンも同じ。そこは少しだれる要因かもしれない。

4.どうしても詰まってしまったら
 相手の動きをちゃんと見る。ということ以外に、先ほど言った通り、アイテムや便利な技を使うという方法。
 そして他には忘れちゃいけないのが「料理」。
 料理は食べることによって経験値とHPアップの効果を得ることが出来る。このHPアップの効果などは全くバカにならない。材料も普通に戦っていれば普通に手に入る。




繊細さと雰囲気を兼ね備えたBGM群

 サウンドを作った人は崎元仁氏です。「戦場のヴァルキュリア」シリーズや「タクティクスオウガ」などで有名な方ですね。
 雪国や火山、戦場など様々な国がありますが、それぞれの雰囲気とマッチしたものが多かったですね。
 特にこの上記に貼ったOPはとても素敵です。




総評
 アクションとしてはタイミングをはかるようなアクションではなく、便利なアイテムや技を使いまくっていかないとだれる印象を受けました(普通にプレイするとボスの体力の多さで疲れる)。
 一方で、それらを駆使すれば妙にあっさり終わる部分もあり、この辺りのバランスは良いものか悪いものか、人それぞれに感じるのではないかと思います。「工夫すれば勝てる」という点では良い方なのかもしれないですね

 このゲームで一番薦めたいところはグラフィックでしょうか。近年のゲームはカメラぐるんぐるんの3Dアクションが多めなので、2Dアクション自体も少なく、更にこういったドットのような表現も非常に減ってきています。
 そういったものが堪能できるゲームであるので、好みである人にはとにかくオススメしたいです。

 また、PS2版も完全収録されているらしく、そちらも楽しめるとのことです。当時プレイしている方もいない方も、今回のリメイク版との違いを味わうのも良いかと思います。

 ここまで読んでくださりありがとうございました。一人でもこの「オーディンスフィア レイヴスラシル」に興味を持っていただければ幸いです。

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