2014/08/10 (Sun) テイルズオブ雑多 テイルズ オブ ヴェスペリア 〜 The First Strike 〜見たよ

　せっかくなので↑を見た。
　思いっきり感想です。マイナスの意見を聞きたくない方は戻るを。

　ストーリーはユーリも騎士団にいた頃の話。ということで本編の数年前。
　だからかユーリもフレンも本編よりガキっぽさを目立たせてる感じ。

　キャラがしっかり動いてて作画も良い。動きも綺麗で、ファンタジーなのにちょっと現実味のある動きというか。いや、上まで投げるはちょっとあれだったがｗ
　小説とか漫画とか、なんでもドンパチしてるのは好き。アニメ映像ってことで、戦ってるシーン多くてよかった。やっぱそこが一番魅力だよね。

　エステルやリタが可愛いし、双子も可愛いし、何よりフレンの瞳の色が自分でもびっくりするくらい好みだったことに気付く。翡翠というの？ジェイド、っていうとこのシリーズではとあるキャラの名前になっちゃってるけど（翡翠もだけど）、そんな色。
　しかし一番可愛いのはラピード。異論は認めない。

　鳥海の叫び演技が沢山聞けたのが個人的に満足。ランバート斬ってから剣投げ捨ての「クソォ！」とか、隊長を助ける時にテンパってるのとか。酒場乱闘終えてからの消毒液ぶっぱされるユーリとか。でぃひぃやはぁあみたいな叫び。
　しかし、ユーリが「もうやなんだ、人が死ぬのは」とか言っちゃうとあれ、ダンチョーお兄ちゃんかな？とか思っちゃったりして。……そういう台詞言ってた、よな？違ったら誰の台詞だっけ。

　一本の映画としてはまとまりが良くて良かった。と思うと、劇場版としては成功だったりするのかしら。
　でも本編と照らし合わせると矛盾がね、多くてね。
・フレンのラストの行動が本編と真逆。悪人は法が裁くのではなかったのか、自分の都合ではダメだとあんだけ言ってたのに。本編どころか、映画でも「自分の考えを優先するなら、ここから出て行け」みたいなこと言ってる。殺さずにお国に突き出して、アレクセイに才能を見込まれちゃって不問みたいな。そしたら本編でユーリの帝国への憤りとか、フレンの内部から変化を、というのに繋がったのでは。映画で話を完結させなきゃいけないから、それもそれで後味悪くて問題だとは思うけど。
・アレクセイとフレンの掛け合い。アレクセイを慕ってるはず、の本編を見たら何か違う。後、ここで跪いてる時の立膝が逆。見た瞬間に違和感バリバリだったんだけど、調べたらそういうわけだった。
・ユーリとフレンの友情とやらをあんま感じない。本編と一緒だけど、ユーリの口と態度が悪いのと、フレンが堅物で短気なのが更に強調されててるような。でも、中盤のユーリとフレンの殴り合いが結構マジな感じで好きっちゃ好き。どう見ても最初の肘打ちは痛いってｗ
・隊長の緩くて良くも悪くも大人な部分はよく書けてるのだとは思うけど、最後のほうのおっきな部屋にでっかい怪物いるのに、なんもなしに突っ込んだのはびびった。いやいや何のための軍よ。後ろはギルドの人が守ってたし、急いては事を仕損じるというし。もっと協力してぶっ倒すのかと思いきや、「上まで投げる！」でほんとにそれだけだったのはちょっともったいない展開だった。



★亀井氏
　映画作品として成立させるために、わざと矛盾させた部分や、拡大解釈して「この出来事の間に、きっとこんなことがあったんだろう」と考えて作った部分もあります。

★樋口氏
　映画というものは監督さんの作品なので、そういったパラレルワールド的な展開があってもいいんじゃないでしょうか。

★吉積氏
　ゲーム制作側としては、当初から「劇場版作品として成立する、一番良いものを作ってください」という要望を出していました。
　それにしても、矛盾を感じてしまうほど劇場版やゲーム版を愛してくれている方がいるのは、非常にうれしいことだと思いますね。

　矛盾はわざと作った、ってことらしいので、あんまり突っ込まない方が良いらしい。


★亀井氏
　作中には、ゲーム版をプレイした人へのサービスシーンとして、人気のリタやレイブンなどがゲストとして登場しています。ただ、その出演のさせ方については、どうしても本筋に絡め辛く、かといって完全にそれてしまうのは避けないといけないので、結構苦労しました。

★寺川氏
　ちなみに劇中には、さりげなく「カロル」も登場しています。一度観て判らなかった人は、もう一度劇場に足を運んでいただいても良いかもしれません。

……カロル！？どこだよ！


★樋口氏
　ゲーム版ではたくさん録り直しましたけどね（笑）。あと、フレン役の宮野真守さんは劇場版では、「式典に出席する」がなかなか言えていませんでした（笑）。

　わろた。