ポケ迷宮。

ネッツの端っこにあるヴィオののんびり日記的な旧時代的個人ブログ。大体気に入ったゲームについて語ってます。

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「綺麗な嘘と汚れた真実。それでも、僕たちは生きていく。」
バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子 オフィシャルサイトはこちら

 11/9-11/16にプレイしていました。
 1はプレイ済み、クリア時間は50時間ほどです。やり込みはそこまでやっていないプレイ時間です。闘技場やクエストなど真面目にやると更に10時間近くは追加されるのではと思います。

 1の感想はこちら↓
バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海 クリア後感想レビュー(ネタバレ無



ファンタジックな世界でこの世界の住人として生きる
 2というからにはもちろんその続編なのですが、1の続きというわけではなく、その過去のお話になります。何年ほど前かは言わない方が楽しめるのではと思います。

 前作と同じく、主人公は精霊憑きという特殊な設定を持っています。更にバテンカイトスというゲームが特殊な理由、それはプレイヤーは主人公と共に旅をする精霊としてゲームの中に登場するということです。最初に精霊の名前を決め、その精霊は主人公と一緒に行動することになります。そしてその精霊はプレイヤーです。
 主人公は時々こちらの精霊……プレイヤーの意思確認を行ってきますが、これによって大きく物語が変わることはありません。

 今回驚かされたのは、シナリオが同時に二つ展開されていくこと。主人公たちは今現在の話主人公サギの夢の世界の話を体験することになります。
 その二重構造が謎が謎を呼び、そして明かされていく正に「汚れた真実」……気付けばプレイ時間があっという間に積みあがっていました。終わるときはえ、もう終わりなの、と思ったものです。改めて自分のプレイ時間見てこんなにやってたんだなぁと感じました。
 果たして彼らの行く先に何があるのか、一緒に冒険をしてその目で確かめてみてください。

 ストーリーとは直接は関係ありませんが、このゲームの魅力として世界観を上げたいと思います。
 固定カメラだからこそできる美麗な街の構造や作りがあります。その景色が非常に魅力的でうっとりします。フィールドマップももちろん美しいです。

 また、必ず訪れることになるダンジョンも特別長いわけではありません。また、1経験者には同じダンジョンを歩かされるのが嫌だなぁと思う人へ、ダンジョン構造が同じところには一切入りません。一緒なのは街だけでしょうか。その街の外観も所々に変化がありました。

 パーティキャラクターは三人しかいませんが、その三人も非常に魅力的
 三人という少ない人数だからこそ、影が薄いキャラがいるとか、戦闘で使えないキャラが出てくるとか、そういうのは全くありません。


カードを選んでコンボを完成させるマグナスバトル
 1では冗長だという問題があったマグナスバトルですが、2では非常に快適になりました。ぶっちゃけると別物です。
 その内容についてこれから説明していきたいと思います。

1.戦闘前にデッキを組もう
 この流れは前作と一緒ですが、カードというからにはもちろんデッキも必要です。
 このデッキは全キャラ共有で使用します。前作では全員ばらばらのデッキだっため構築も時間がかかりました。その分ソート機能が充実していましたが、時間がかかることに変わりはなかったですね。
 また、今回はさらに便利な機能が付きました。それはデッキの自動構築、つまりオートですね。ある程度の作りは自動でやってくれます。作る際に武器カードや防具カードを入れるか、属性は何を入れるかも指定可能です。そこからいくつかのカードを抜いたり入れたりするのも自由です。
 こういう機能から戦闘前の時間の短縮が可能になりました。また、デッキもいくつも作れるのもありがたかったですね。
 最初は「ざこよう」「ぼすよう」をメインにそのダンジョンの雑魚敵の属性に適応したデッキとか作ってましたね。最終的にはボスにすら「ざこよう」のデッキ使ってたことは内緒です。

2.カードをめくってコンボを稼げ!
 1のマグナスバトルに比べて、2はよりスピーディになりました。
 1の戦闘がターン制コマンドバトルなのに対して、2の戦闘はリアルタイムコマンドバトルと言って良いでしょう。

 この要因は様々ですが、大きな要素の一つとしては「カードを捨てられるようになったこと」。1ではカードを捨てるには自ターンで行動一回を消費して一枚しか捨てられないミスを使うか、防御ターンに無駄打ちして消費するしかありませんでした。
 今回はまとめて最大8枚捨てられます。捨てた際のディレイもそんなに大きくありませんし、ピンチの時は下手に攻撃するよりも捨ててカードの回転率を上げた方がよっぽどいいです。

 先程ディレイという言葉を使いましたが、各キャラの行動はディレイが0になった時点で始められます。
 できる行動は攻撃、回復、捨てる、パス。そのまま放っておいて他のキャラを待つことだってもちろんできます(むしろこれはかなり重要)。


 例のごとく公式から画像をいただきました。
 下ので並んでいる手札でここからカードを選びます。

 大事なのはこの右下にある数字。上の画像からも0や3などが確認できると思います。
 これはコンボを繋げるために非常に大事なもので、数字を小さいものから繋ぐとコンボになるんです。
 なので上の画像ならば0→1→3と繋げばコンボ成立!ただし0のカードは武器や防具カードと決まっていて、使用できるキャラが決まっています(左から三番目の0のカードはヒロインが、一番右の0のカードはもう一人の仲間のもの)。

 更に更にもっと大事なのがリレーコンボ
 のところにはディレイゲージが0になった、所謂順番待ち状態のキャラが表示されます。
 そこに二人以上いる時、一人がコンボし終えたときに場に1のカードがあるならば、更にコンボを繋ぐことが出来ちゃいます
 このゲーム、本当にコンボ、ひいては二人、三人でやるリレーコンボは馬鹿になりません。それに、攻撃をしている最中はコンボが繋がるカードを引きやすいという性質もあります。
 よっぽどのことがない限り、手札を捨てながら数字をそろえたコンボ優先戦法で攻撃をした方が良いです。

 しかもこのコンボを繋げた方がいい理由は他にもあります。
 それはのところにある「Lv.2」とか書いてあるところ。
 これはMPゲージと言って必殺技を用いるのに必要不可欠な部分です。必殺技というからにはもちろんかっこいいし、威力だって高い。戦闘するにおいては是非貯めておきたいですよね。
 このゲージの貯め方は簡単、コンボを繋ぐこと。長いコンボであればあるほどゲージが溜まりやすい仕組みです。

 と、コンボの部分だけで話が長くなってしまいました。簡潔にまとめると、
【バテン・カイトスⅡの戦闘】
・手札を状況に合わせて捨てまくる(攻撃でコンボを繋ぐ、ピンチの時は回復を引くetc...
・ダメージを稼ぐメイン要素はコンボ
・リレーコンボで複数人でコンボを繋げるロマンがある
 ってことかなと思います。下手に中途半端な攻撃をするよりは攻撃の機会を窺いながら手札を選ぶ方が良いです。

 ちなみにカードは一度取得したら自分が捨てるまで無くなることはありません。
 回復アイテムなんかも一緒ですね。実質無制限なので、相手の火力は高めに設定されています。


 youtubeにあげられている動画をお借りしました。
 戦闘は大体こんな感じですね。


桜庭統氏による物語を彩るサウンド
 今回もバテン1と同じく2でも「スターオーシャンシリーズ」や「テイルズオブシリーズ」でよく知られている桜庭統氏が音楽を担当しています。

 評価の高い曲はいくつかありますが、やはりRPGと言えば戦闘曲でしょうか。バテン1の通常戦闘BGMもかなり良い出来でしたが、今回も全く劣らない素晴らしい出来。実はスマブラforにも桜庭氏によるアレンジが入っていたりするのです。



総合評価
 RPGとして大切な要素であるストーリー、戦闘、キャラクターは質が高く本作品はRPG好きにオススメしたい作品です。
 特に戦闘は独特なのに、非常に綺麗にまとまっています。ボス戦はいつもわくわくしながらプレイをしていました。

 2と銘打っていますが1からやらなくても楽しめます。ストーリーに完全に繋がりはありませんが、やっている方が楽しめる内容となっています。MOTHER2とMOTHER3とかと同じような立ち位置だと思っていただければいいです。
 というか、むしろバテン1の入手の方が楽だと思います。2は少し高い値段がついています。蒼炎と同じくらいの6000円ほど。
 それでもその値段相応の面白さはあると思います。というか6000円なら最近の新品ゲーも同じ値段ですよね。



 サギ、ミリィ、ギロと一緒にこの世界の冒険に出てみませんか?
 そして一緒に、真実を確かめてみませんか?


 ここまで読んでくださってありがとうございました。
 一人でもこの「バテン・カイトスⅡ 始まりの翼と神々の嗣子」をプレイする方が増えていただけると幸いです。

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