ポケ迷宮。

ネッツの端っこにあるヴィオののんびり日記的な旧時代的個人ブログ。大体気に入ったゲームについて語ってます。

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 ファルコム公式サイトのキャラ紹介ってネタバレ含み過ぎな気がする……ので今回は公式サイト貼りません!買うつもりなら見ない方が良いです、マジで楽しみ半減する。
 そんなことを考えるチイかです。昨日東亰ザナドゥをクリア致しました。東京、じゃないですよ東亰らしいですよ。

 クリア時間は47時間です。難易度はノーマル。
 街の人の会話が変わる度に行っていたりミニゲームをしていたりするので、純粋にクリアしたいのならば更に10時間以上削れると思います。

 自分の情報を少し書くと……。
 ファルコムのゲームは空の軌跡から出してるゲームはほとんど持ってクリアしています。
 やっていないのはブランディッシュ、ヴァンテージマスターくらい。軌跡シリーズ、イース三作、ツヴァイ12、ぐるみん、イースvs.軌跡、那由多をやってきました。
 そんな感じなので、他のファルコム作品との比較も書いておきたいと思います。特にアクション部分は。


15'10'6 数箇所加筆修正
15'10'9 数箇所加筆修正/パッチ1.01によるバグについて記載
15'10'15 加筆修正/パッチ1.02による改善点について記載

16'01'22 加筆修正



郊外社宮市を舞台にした王道学園ファンタジー
 ――その日、“日常”に穴が空いた。
 東京郊外の《社宮市(もりみやし)》に住む17歳の平凡な高校生《時坂洸》は、
 ある日のバイト帰りに、深夜の旧市街で“事件”と遭遇する。
 柊明日香――
 4月に帰国子女として編入したばかりの容姿端麗にして明朗快活、人気者のクラス委員長が、
 タチの悪い不良たちに絡まれ、連れて行かれようとしていたのである。
『なんでこんな時間に……!』
舌打ちしながらも、意を決して路地裏へと追いかける洸。
果たしてそこには――
この世のものとは思えぬ、おぞましくも美しい空間と、名状しがたき怪異に喰われかかった不良たちと……
 ――虚空から、鬼火のように青く輝く“剣”を取り出す“彼女”の姿があった――
(公式ページ WORLD プロローグより)

 プレイ最初から普通に暮らしてる主人公と、突如普通じゃないことをし始める女の子……いやもうなんてベッタベタな展開!なんて思いました。
 その後もどこか既視感を覚えるような展開もちらほら……。
 でもそれが悪いとは微塵も思いません。どんな話であろうとキャラが活き活きしている事が大切だと思うので。二番煎じ

 実際、東亰ザナドゥではキャラクターの魅力というのは非常によく感じられました。キャラ一人ひとりの個性もありますし、よくある展開ながらもぐいぐいと惹きこまれてしまいました。嫌味なキャラがいないのでこの人嫌いだ、というのはほとんどないと思ってもらっていいでしょう。
 逆に言えばテンプレなキャラ、と言えるかもしれないですね。底もとても深いわけではありません。

 そして話は終わり良ければ全て良し
 多少のご都合主義があってもそういう展開は好きなので、自分は嬉しかったですね。
 軌跡シリーズは話が広がって広がってそのまま終わる気配が見えませんが、本作は全くそんなことないのでご安心を。
 どちらかというと、那由多の軌跡を思い出しました。

 ただ、ノリが若いのがダメという人はこのゲームが苦手になると思います。所謂ライトノベルのような展開というか、主人公ですらアニメとかラノベの世界かよ、みたいな事言ってましたし。
 言葉選びとか、ゲームとしての見せ方とか色々な意味で幼い、拙い印象ですかね。
 ストーリーの大きな流れは良いのですが、ちょっとしたイベントがワンパターンになっているのが気になるところ。これもずっと軌跡の頃から言われているような。いつまで経っても直らないのはファルコムがその点は評価されていると感じているからなのでしょうか……。

 欠点を言ってしまうなら、上記とちょっと被りますがファルコムのライターの語彙の少なさ、でしょうか……前々からずーっと言われ続けていると思うのですが何回『せいぜい』と『さすがに』を使えばいいのか、何回腹をくくれば良いのか……傍点や“”も使用場所が多過ぎて見難いと感じました。その人が話する→「○○(名前)……」っていうのも多過ぎて食傷気味。ライターは自分に癖があると早く自覚した方が良いと思います。読み直ししないの?というか誰か注意して……。


爽快なテンポと絶妙な強化システムに支えられたアクション

『東亰ザナドゥ』PlayStation®.Blogプレイ動画(2)
 さて、本作はARPGです。戦闘はもちろんアクション、ですね。
 戦闘システムについて、出来るだけ解りやすく説明していこうと思います。
 単純なところを少しだけここで説明すると、
・キーコンフィグはあります。が、限定的なものです。
・難易度変更はあります(4段階)
・ダンジョンは何度も攻略可能。
・イベントスキップは早送りのみ。丸ごとスキップは無理。
 単純なところですが、ゲームとして大切かなと思い書かせてもらいました。
 ではざっと戦闘システムについて説明しましょう。

1.何人で戦うの?画面とかどんな感じよ?
 最終的なパーティ人数は伏せておきますが、一度のダンジョン探索で切り替えられるのは三人です。ストーリー上は主人公含めて外せない人もいますが、自由行動の時は今までのどのダンジョンにも潜れてパーティも主人公も外せます。全キャラのレベル上げに敏感な人は参考に。
 この切り替えはワンボタンで手軽に出来るので快適でした。

(画像はPlayStation®.Blogからいただきました)
 画面はこんな感じ。比較的すっきりした画面で景色も見やすかったです。
 壁を背にするとかなり不便を感じました。敵に囲まれながら壁に追い込まれると何が何やら、という感じ。やっぱり壁の透過はコナミが特許取ってるから出来ないんだろうか……関係ないけど3Dゲームがこれだけ出てきてるのにこの特許ほんと邪魔してるよね。

2.攻撃手段は4種類
 まずは通常攻撃、そして3種類のスキルですね。
 スキルについてさくっと説明すると、
射撃スキル→遠距離攻撃(地上のみ)
飛翔スキル→突撃攻撃(空中のみ)。もちろんこれを回避に使うことも
剛撃スキル→溜め攻撃(地空発動可)
 こんな感じです。これらのスキルは使用するときにスキルゲージを消費します。
 このスキルゲージ、自然回復ですが通常攻撃(地空発動可)で回復を早めることも出来ます。むしろ通常攻撃はそれがメインです。
 基本はスキル攻撃でダメージを与えて、スキルゲージの回復を待つ間は通常攻撃というイメージですかね。どちらも空中で発動出来るのでテンポが良かったですね。
 逆に言うとこれだけの種類しかないので、色んな技を見て楽しみたいって人は諦めてもらった方が良いかと。

 ちなみにスキルが一定時間無限に使えるようになるXドライブとかいう仕組みもあります。所謂少しの間パワーアップ出来るもので他にもHP回復や被ダメを抑えたりなどの恩恵があります。楽しいです。

3.敵の攻撃から身を守るには?
 回避があるのでそれで。防御行動はありません
 敵が仰け反るのも多くはないので、こちらのモーションの重さと敵の攻撃時間を見定める必要があります。攻撃モーション中常にキャンセル出来るわけではないので。
 回避についても回避行動全体に無敵がついているわけではないので、過信出来ません。そこ当たってないだろ!ってところで当たったりして、個人的な意見ですが結構不満。カスタマイズすれば回避の無敵時間を増やせるものもありますが、それを付けた状態が普通でありたかった……。

4.カスタマイズってどういうことすんの?
 まずはスキルの強化。これは3段階でダンジョンで拾った素材を使います。スキルゲージの消費がかなり変わりますし重要なところ。

 次に武器のカスタマイズ。これもスキルと同じく素材を使って解放するものです。グリッドと呼ばれる穴を開けて、特殊効果のあるエレメントをつけていきます(一部つけられないのもありますがややこしいので端折ります)。tエレメントは攻撃力や防御力等ステータスをあげるものや、足の速さをあげるもの等様々。付け外し可能で気軽に行えます。個性がよく出てくるところでしょう。
 後これさえ出来れば……というところが上手くいかなかったりもするので、そのもどかしさはゲームとして非常に良かったかなと。なんでも出来るのもダメだし、なんにも出来ないのもダメですから。


 ファルコムファンから今回の戦闘システムを見て。
 ファルコムのアクションゲーの中では特別秀でてるわけでもないですね。カスタマイズできる要素がイース等と比べると多いので、大味になっているところはあります。実際、自分の使用キャラのとあるステータスをカスタマイズで伸ばしまくったら中盤のボスは30秒とかからず終わることもありました。難易度ノーマルの意見ですが。
 その割には出来ることが少しこじんまりとしてるようにも思いました。通常攻撃とスキル3つしかないからかな?アクションゲーマー向きではない雰囲気が最初から最後までぬぐえませんでした。

 個人的にはファルコムのアクションゲーはフェルガナとイース7、TWEI2の三強が揺らぎません。


NPCの物語を追いかける楽しみを教えてくれるゲーム
 次はシステム面のお話です。
 まず……
セーブはメニューが広げられる場所なら何処でも可能
・ロードは普通。処理落ちはエフェクト過多な時に起こります。
・街中や学園ではワンボタンでワープが可能です。街中の移動は楽。
・イベント丸ごとスキップはありません。早送りのみ。
ボイスありの自動テキスト送りはありません。10/15現在、パッチ1.02をあてると自動テキスト送りが追加されます。
・サウンド調整はBGM、SE、ボイスと個別に出来ます。
・スクショはいつでも取れます。
・二周目要素あり。引き継ぎや新ダンジョン等。



『東亰ザナドゥ』PlayStation®.Blogプレイ動画(1)
 次は戦闘部分以外のお話です。
 主人公達はダンジョンに潜る以外では街中で買い物をしたり情報収集をしたりします。
 画面の右上には常にマップが表示されており、次の目的地も非常に判りやすいです。

 また、サブイベント……所謂クエストもメニューを開けば確認が出来ます。さっさと進めたいプレイヤーにはかなり親切な作りがされていると言えます。

 慌ててプレイしない派には街の人との会話という楽しみがあります。本作品は街中を歩く度に町人の会話の内容が変化します。しかも多くは物語があり、そして名前があり、時としてパーティキャラ程の魅力を感じる時も。NPCの良さに定評があるファルコムらしさがここにも出ているなと感じました。

 不満を言うなら……ダッシュはボタン押しじゃなくてデフォが良いなぁ……って言うのと、キャラ紹介の時の声優紹介は要らないってことですかね。声優紹介なんて閃の軌跡の頃から要らない要らないって言われてたような気がするんですが。ゲームに集中してたら一気に現実世界に戻されるから好ましくないのですが……。


痺れる戦闘サウンド、近代的で全く飽きない街中BGM
 元よりファルコムゲーのBGMは質が高いので心配は一切していませんでしたが、今回も非常に良かったです。
 街中、ダンジョン、イベント、どれも遜色なく良かったです。欲しいサントラがどんどん増えて行って困ります……。


総合評価
 アクションゲームとして見ると街の探索の時間が長く、特に序盤ではDQ7みたいな「敵まだですか……」という気持ちになると思います。
 中盤からダンジョンの割合が増えて、加えて仲間が増えたり、バトルで出来ることも増えるので楽しくなってきました。
 終盤には物語の続きが気になって気になって夢中になってやっていました。

 えっと、そんな作品です。
 一言で言ってしまえば、可もなく不可もなく。自分はこのゲームをやってかねがね満足ですけど、中にはちょっと期待外れっていう人もいますし、とっても楽しいと感じている人もいます。
 自分に合うか合わないかは上記のPlayStation公式の動画二本を見て判断していただけると良いかなと思います。


 この東亰ザナドゥはあくまでもARPGですし、それを考慮しても話の部分が若干長め。アクションRPGというよりRPGアクション、みたいな……。メインではボイスがついたところも多いですし、律儀に聞く人は余計にそう感じるところがあるでしょう。
 ひらすらアクションしかやりたくない!って人ははっきり言うと向いてないと思います。あっちへ行ってこい、こっちへ行こう、と街を走りまわることも少なくはありません(もちろんワープ移動が出来るので移動自体は楽です)。イベントのスキップは早送りだけですしね。というか、そういう方は是非PSP版のイースフェルガナの誓いをオススメしたいと思います。

 難易度変更も出来ますので、それほど硬派なアクションを求められるわけではないと思います。敵も馬鹿みたいに数が多いわけではないですし、パターンも掴みにくいわけではありません。リトライも手軽ですしアクションゲーのライト層にも非常に優しい作りだと思います。

 アクションゲーに慣れている人でも難易度変更や二周目の特典で手応えを感じるのではと思います。それでもやはり軽いアクションなところはありますがね。射撃スキルなんてタゲしておけば勝手に追尾してくれますから。
 ゲーム慣れしてる人はカスタマイズで結構悩むこともあるのでは。いや、逆にすぐに方向性を決められて悩みにくいかもしれませんね。



 ここまで読んでくださってありがとうございました。
 願わくばこの記事を見て誰か一人でも『東亰ザナドゥ』を買う決意をしていただけると幸いです。



 ちなみに現在パッチVer.1.01が出ているようです。内容は、
・NiARのHELPに「戦闘スタイル」を追加
・アンティーク屋のユキノに「お役立ち情報」を追加
・オプションで設定できる項目の追加
・各種バランス調整
・誤字・脱字・各種不具合の修正
とのこと。自分はパッチ当てずに一周しましたが、アプデしたら今までダンジョンでしゃべらなかったところでしゃべったり、いろいろな項目が増えてたり、ダンジョンでセーブできる石の選択肢の順番が変わってたりと変化が多くて驚きました。

※ただし
 噂によると、このパッチをあてるとトロフィーが1つ取れなくなるらしいバグが報告されています。全てのダンジョンをS評価すると取れる「SSSランカー」というものなのですが、アプデしない人は取得出来ているとの情報があります。
 公式が早く反応してくれるのを待ちたいところですね。ツイッターでも反応ないし。

10/15更新
 現在パッチ1.02が配信され、トロフィーが取れなくなるバグは消えました。
 また、自動テキスト送りが追加され、ボイスありのイベントが快適に。

 というわけで自分は最高難易度で二周目楽しんできます。

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