ポケ迷宮。

ネッツの端っこにあるヴィオののんびり日記的な旧時代的個人ブログ。大体気に入ったゲームについて語ってます。

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未来を、買い戻す。

C THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL

全11話。
タイトル通り、金塗れのアニメ。だが、中身はそんな単純ではない。
2月19日に見終わったのでレビュー。罫線後にネタバレ入り。


 




 

ストーリー
20××年、日本。
経済が崩壊したこの国は、とある金融機関の存在により奇跡の再建を遂げていた。
しかし、その黒字化した金はすぐに政治に使用され、国民にはその恩恵は回ってこなかった。
また、不可解な事件や将来への不安を煽るニュースばかりが繰り返されていた。
 
そんな中、余賀公麿の前に現れた男がいた。
彼は公麿を金融街へ誘い込む――
 
 
 
キャラクター
主人公は余賀公麿(よがきみまろ)。
大学経済学部に通って二年目。将来の夢は公務員になって、平凡に暮らすこと。
本当に至って普通の子です。物語が進むにつれ、様々な人に出会い、自分を見つめ直していきます。
公麿のアセット(アセットとは何かは、是非公式HPか本編で)である真朱は、簡単に一つの言葉で括ってしまえばツンデレなのかな。表情豊かで、とにかく可愛い
色々と冷めた公麿と、何にでも興味を示す真朱の掛け合いが楽しい。
 
他にも公麿を金融街へ連れ込んだ銀行員である真坂木や、公麿を気にかける男、三國壮一郎とそのアセットであるQなどなど。
個性的なキャラクターが沢山います。
 
 
 
 
作画。
作画はCGも同時に使っているからか、かなり安定している。
戦闘シーンもあるのだが、これも比較的安定。だが、迫力がもう一つ欲しいか
しかし、その感想さえ吹き飛ばすようなリアルな痛々しさの表現(演出、SE、声優の演技)は必見。正直、迫力の有無は気にならない程である。

ちなみに、キャラデザは「テイルエンダーズ」や「GENEZ」等の挿絵や拍子を手がけるmebae氏。
 

 
 
音楽
強く心に残るものも無かったが、上手い具合に溶け込んでいて素敵。
またOPとEDはオススメで、特にEDは必聴。

 
 
全体的な評価。
この不景気な中で、このMONEYマネーまねーなアニメ。
その印象が抜けずに最初は驚いたが、いざ蓋を開けてみればお金だけではない人生観の話に。
こちらに訴えてくるようなシーンも多め。これをどうとるかは見る人次第。
 
惜しいところは、もう1クールあれば……と。後1、2話だけでも。
駆け足気味だったのが本当に惜しかった。風呂敷も完全にしまえていない。
 
だが、とにかく引き込みや締めも上手で、勢いが良くて一気に見ることが出来るアニメ
公式HPを見ながらアニメを見ると幸せになれます。特にspecial contentsとstory。
経済用語を知っていればもっと幸せになれます。
もう一度こちらに公式HPを張っておきます。
C THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL
 
機会があれば是非もう一度見たい。
そう心の底から思えるアニメでした。
 
以下ネタバレありの感想。
 





 
 
 
 
 
 
 





 

 
なんという金アニメ……と思ってたのに良い意味で裏切られた。ラストの公麿の資産が10兆ってマジか。
 
三國と宣野座、サトウとそれぞれの主張は、どれも間違っては無い。特に前の二人は意見が逆方向を向いている。それでも、どちらも間違っていないっていうのは苦しかった。
正しいことのぶつかり合いだからこそ、このアニメは本当に映えた。
 
そういや公式HPの真坂木の独白に「ある大学生のアントレにおきましては、いずれ産まれるはずの娘か孫」って言ってるけど、これは公麿のことだろうか。てことは公麿はパパになること確定なのかな。
 
 
 
一番好きなキャラは……主人公である公麿&アセットの真朱か、サトウさん、真坂木だな。
公麿と真朱のペアは見てて全く飽きなかったな。
カップラーメンを食べたくなったのは私だけじゃないはず。

 
サトウさんは最後のディールかっこよすぎ。
 
宣野座功も良いキャラだった。腹黒かと思わせといて、本当に良い人だっただなんて。
「可能性の失われた未来しか残らないのなら、現在がある意味がない」……このアニメの中でも特に印象的な台詞だ。
でも同時に、三國の「弱い者はその日その日を、もっと切実に生きている」という言葉も響く。

 
 
個人的神回は、4話(江原先生回)、6話(宣野座回)。正直どれもいいんだけど、選ぶならこの二つか。
4話はここから話ががらりと変化するところ、6話は言わずもがなといったところか。

 

 
声優ネタ。
主人公のうっちーはほぼ初聞き。凄く良い声と演技だった。ちゃんと名前を覚えておこう。
よく見れば、すばせかで出演しているとか。すばせかはいつかは手を出しておきたいゲーム。
 
真朱は戸松さんだと解っていても、どうしてもかな恵ちゃんに聞こえてしまう……orz
やはり声が聴きなれていないからか。
 
真坂木な櫻井は自分の中で新境地。ピエロキャラってどうなんだろ、演じやすい部類なのかしら。道化をどれくらい理解するか、なわけだけど。
 
かっきーはびっくりした。こんなところで出てくるとは。子供の絵について語るところは熱演だった。





 



ということで、次見る予定のアニメの原作もしっかり読んだし。
漫画13冊もあるのに、1クールでどう終わらせたのか気になるので、しっかり見てきます。

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