2020/09/28 (Mon) PS機ゲーム雑多 ジャッジアイズをクリアしたので感想ネタバレだらけ

　これは　とっても　よい　げえむ　であった。

　9月10日に始め、9月20日にストーリークリア。
　遊んだのは新価格版のほう。

　龍が如くスタジオの作品は7のみプレイ済。

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クリア時の報告書ざっくり丸めながら書くと

・クリア時間は28時間
・KAMGOミッションは98/494
・移動距離80km
・総獲得のお金は270万
・エンカウント120回
・倒した敵は800人
・EXアクションは200回
・クリアサイドケースは16（掲示板やらない場合は多分この数字じゃないかな？）
・フレンド20/50
・スキル習得66/126
・ドローンやバッティングセンターその他諸々遊びは何もしてない

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ストーリー。
　壮大なドラマを見ているかのようで、とても面白かった。
　小さな事件一つから始まったお話が少しずつ広がっていって、過去の話とも繋がっていく。その緊張感は素晴らしいものだった。

　一切前情報も無しでやったのがやっぱり良いなって。龍7でも思ったけど、ストーリートレーラーでネタバレし過ぎて。ファルコムもそうだけど、別にそういうの要らんのよなぁ……。

　というのはともかくとして。


　特に印象的だったシーン。

　ここは王道というか、大久保が殺人してないのは本当だ、というのは物語だからこそ判ったけど、それでもそのシーンに来て八神が「3年間俺は何やってたんだ……」っていうところでこっちもぼろぼろ。お互いの心情を考えると本当にきついと思う。けど同時に、わだかまりが無くなる心が洗われるシーン。その前の面会で、「俺もあんたも絵美に合わせる顔が無いよ！」って言われたのがまーじできつかったもん……お互いの気持ちがわかるだけにね。

　インタビューでも言ってたんだけど、ラスボスとかが結構早めに解って、それをどう追い詰めていくかってのもなんか燃えたよね。八神の敵が強大だから、それをどう破っていくかってのがさ。最終章前の検事正が警察を引き下がらせるところはしんどかったし、その後ラストチャプターって出て、「え、終わる……のかお前（ボリューム的に）」って思ったし。

　それと、とても素敵な演出だと思ったの、脳内テキスト時、かっこの台詞の時ね。なんとも言えないSEが流れるじゃないですか。あれ好きです。
　合わせて演出のお話するなら、OPやEDがすっごく良かった。映像的にも音楽も。何度も見たくなる。それにさ、エンディング自体がそもそも良いんだよ。色々大冒険とかでかい謎解いたりとかしたけど、元の生活に落ち着くってのが。DQ7の主人公みたいなの。たまらんね。


　そういう決めてくれるところがしっかりあるだけに、本編と無関係なのを度々突っ込まれるのは気になる。京浜同盟いる……？窃盗団もあの後どうなったか完全にぶん投げですし。
　後、せっかく新規IPとか謳ってるならYAKUZAは抜きでやってほしかったなぁという気持ちはすごくある。アクションもそう変わらないし、なんというか、新規IPというよりも外伝だよね。

　個人的には八神の弱みである、3年前の諦めてしまった時の描写はゲームとして欲しかったかな。弁護士時代の創薬センターでの操作みたいに、八神操作で焼けたアパート調べたかったなぁ……すると、3年前あんなに調べて何も証拠は出なかったという説得力ももっとリアルに感じられたと思う。まり姉の正体がどうとかより断然必要な描写だと思うけど……。


　ところで死神の遺言っていうのは、どういう意味だったのかいまいちわかってないのだけれど誰かおせーて……。
　最後に絵美ちゃんが弟をお願いしますとか言ってくれるそのシーンが「遺言」ということなのかなって思ったけど、「死神」の説明がつかないし。
　それともアドデック9自身のこと？打たれたら死ぬんだから「死神」だし、その際に身体に異常をきたすという部分は「遺言」と取れる。

　まあ、ロングトレーラー見ると意味わかんないけどね。
「死神の遺言、それは、苦悩と挫折を授け、やがて、真実へと導くメッセージ」

　……？？？


　と褒めつつも、ちょっと気になるところ。
・薬を打たれた人は瞳孔が青くなるらしいけど、最初の被害者の和久老人は違ったのかな？この死体の状況は山に捨てられた以外無かったから……。この時はその症状は無かったのかな？
・黒岩が殺人鬼だモグラだと言われているけど、黒岩と戦う前に「お前も死んだら目を抉ってもらえ！」とか、生野がアドデック9を自分自身に打ち込んだ時に「そういうことか……」って言ってるので、事件の被害者の殺しはしてないよね（代わりに親っさん含めた松金組と、病院で無関係な医師や警備員は狂気を感じるレベルでころころしてたけど）。最後にそこの部分の言及だけちょっと欲しかったかも。「そういうことか……」もその薬の副作用の一つについて言っているんだと思うのが自然だよね。それとも「そういうことか……」は「結局こいつとじゃ英雄になんかなれるわけなかった」みたいなこと？ではないとは思うけど……。
・センターで医師殴るのいる？いくら生野がチェイスするような人間じゃないにしても、他の落としどころがあったんじゃないかなぁ。
・綾部の裁判もうちょっと、描写が、欲しかったです。あくまでも八神は弁護士に復帰しない、そして星野君を成長させるために、八神は弁護士としての描写で終わらなかったわけだけど、でも戦闘以外の決着の描写もしっかり欲しかったなぁ。
・というか最終決戦、そもそも八神が頭打ってヤバかったので、その後入院とかして真冬がお迎えに来てくれるシーンとかあるのかと思ったよ！！無いのかよ！！！ガールフレンドイベントのシステムのせいで、あんななんも進展しない微妙な関係になったのかなぁ。別に普通に恋仲にしてよかったんだが……というか龍7もペルソナ5も閃の軌跡もだけど、誰とでも関係作れるシステム苦手なんですよ……だって申し訳ないじゃん、その人達に。何人も彼女作れるとかそりゃ屋根裏のゴミとか言われても仕方ない。
・クリア後の海藤さんどこ？



　と言いつつ、自分はゲームに求めているのはストーリーじゃないので、熱いところで冷めるようなことやんなければ良いと思ってる。
　実際そういうのは無かったから、自分にとっては良作です。
　

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キャラクター。
　敵も味方も捨てキャラがいないのが本当に良かった。
　全員の正義と正義のぶつかり合いが熱いゲームであった。

　一番好きなキャラはって言われたら、月並みかもしれないけど、八神ですね。
　おかしいな、できる主人公は好きじゃないはずなんだがな、と思ったけど、自分が苦手なのはできる主人公ではなくよいしょされる主人公だった。八神も若干その節はあるかもしれないけど、あっちこっちから余計なことすんなやって感じで厄介払いされてるので直接的なよいしょはあんま無いよね。別に海藤さんも八神をよいしょしてるわけじゃなくてパートナーという関係だし。

　でもこいつなんでも出来るじゃない。腕っぷしもあれば弁護士取れるほど頭もキレる。コミュ力もあるにはあるけど、ちょっと（かなり？？）生意気なところある。そしてお偉い人に気に入られてる。だから四方八方からやっかみ貰うのでは……。まあでもこんだけデキる人が近くにいたら、新谷や羽村のいけすかねぇっていう気持ちもめちゃわかる。

　って、思ってたけど、サブストーリーやってると八神って本当に普通の人だなって思わなくはない。社会人だもんね。
　……龍7も同じこと思ったな？あっちは少年の心を持ってるけど……。



　待て待て、好きなところ書くはずがなんか脱線しまくってる。
　身も蓋も無いですが、問答無用でかっこいいところもやはりでかい。ビジュアルもそうだし、戦闘での動きもスタイリッシュだし、キムタクの演技も良いし、3年前諦めてしまったという挫折があるからこその今回の納豆ばりの粘り精神は男気があると思うのだ。そういうところに老若男女関係なく一人の人間として惚れるのだよ。


　その次に好きなのは誰だろう。みんな良いな、って思ってる。
　あえて言うなら綾部？滝藤さんのうさんくさい演技合い過ぎなんですよ。完璧だった。
　それを言うなら黒岩の谷原さんも、言わずもがな、中尾彬は完璧すぎましたな……。
　キャラって演出の雰囲気ってもちろん、

　……価格改定版なんでここまでです。


　一つ思う事言わせてもらうと。

　クリア後は田代君を愛でるゲームだよね？

　あ、違う？

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　戦闘について。

　なるほどー如くアクションってこんななんだー初体験。
　アクションゲームとしての面白さはまあまあかなぁ……遊ぶ上でストレスも無いけど、特段面白いと言える要素もない。

　まあまずは、EXアクションが色々あって非常に爽快で面白いのでR2押してなんだっけ、ラッシュ？使ってなさ過ぎてわかんないけど、それとは別ゲージにしてくれたらいいのになって思った。
　というか逆になんで一緒なのか、理由がわからない。


　それと、攻撃速度アップってアビリティ？あるじゃないですか。
　あれ抜いて最初から最速の攻撃速度にしてくれたら評価ちょっと変わったかも。
　というのも序盤がもっさりしすぎなんですよね。終盤はまだしも、序盤はその部分で面白いよりも前にストレスがあった。しかも最初の頃は金欠が酷いので被弾がかなりきついんだよね。気付いたら指名手配犯のおかげで120万手に入ってるけどね。

　それと、敵がこっちのガード破ってくる技があるのはちょっとなぁ。
　例えばガードをジャスト入力すればすぐ反撃できるとか、そういうリスクリターン伴っているカウンターを付けてもらえればありがたいんだけど。回避も別に1ボタンにしてくれりゃいいなって思うし、回避からの攻撃もデフォで欲しい。

　それとこっちもガード破りにくいのも……。

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　システム的な。

　クエストとかで街の評判やフレンドが増えていくのは非常に面白い。

　印象強いのはやっぱり双子。の兄貴。キャラが濃すぎてヤバい。そして双子が八神と並ぶとサイズが……ｗ
　後はそう、大家さんとのエピソードで八神の全く遠慮ないlineに笑った。そういうとこだぞ。

　せっかく面白いだけに、ミニゲームを絡めてくるのが理解に苦しんでしまった。
　チェイスとかは良いけど、バッティングセンターと麻雀は鬼畜な気が……。バッティングセンターはなんとかカンニングしてクリアしたけど、麻雀とか人生でやったことないし自主的ならまだしも、強制でやりたくはない。
　裏ボスには会いたかったけど、ちょっと挫折しました……。


　探偵アクションは個人的には特に思う事はない。が、写真は撮り直しさせてほしかった。というか最後まで相手の行動を見せてもらって、後から選ぶスタイルで良くない？連打して間違えて撮ってゲームオーバーになったのはなんかわろたよ。

　自分は尾行のタイム伸ばすのと、何か探してる時に振動するやつ以外は取ってないんだけど、ピッキングは割とシビアだと感じたので、苦手な人は一定数いると思う。
　正直鍵は最終盤までどれがどれかわからないままやってました。覚えるスキルあったんだね……。かといって総当たりでもなんかあるわけじゃないから、あの要素いる？って感じはしたけど。


　改めて、神室町くらいの大きさは遊びやすいなと思った。
　龍7はちょっと街広いからね。といいつつ、タクシーをスマホで呼べるからあんま気にならなかいけど。
　ダッシュもワンプッシュで切り替わるのはやっぱり良い。

　それとどこでもセーブはやっぱり便利ね。

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　というわけで。
　良いゲームだった。キャラクターとストーリー、それに演出が素晴らしい。
　機会があればもう一周やりたいなぁ。

　それと、新価格版じゃない方が欲しいなぁとかちょっと思った。
　せっかく2周目やるならそっちのが良いなって。


　今は、1周目のデータはフレンドを44人までにしたけど、さっき言ったように麻雀が無理なので諦めた。そこで燃え尽きました……そこでとりあえずおしまい。

　PS4が空いちゃったけど、またどうするかは考えてます。
　今はちょっとPCと格闘してることがあるのでそれやってるかもしれない。