ポケ迷宮。

ネッツの端っこにあるヴィオののんびり日記的な旧時代的個人ブログ。大体気に入ったゲームについて語ってます。

2025/01    12« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »02
オクトラ2小説8~10作目。

 キャスティヒカリのカップリング(ヒカキャス)要素そこそこな小話を三つ纏めました。前二つは某SNSに既に一度上げており、誤字脱字を修正したものになります。残り一つは書き下ろしです(?)。


 字数はそれぞれ1400、2300、3100文字程度なのでお気軽に読めるかと思います。

 それでは、どうぞ。






相牢


「この花、外傷の塗り薬に使えるのよ」
 群生している花を一花摘み、自分にそう言って掲げる彼女はとても誇らしげだ。
 勿論、ヒカリの目はその花を追った。彼女が手にしている花は、細長くみみずのような朱色の花弁を何枚も垂らして柱頭が堂々とみずぼらしい姿を見せていて、少なくとも可憐さや優美さとは遠い。更に木々の隙間から落ちる西日を浴びて長い影を彼女の白い頬に落としている様は、どうも不気味な触手を持つ生物にすら見える。
「とてもそうは見えないって、顔に書いてある」
「……む」
 思わず苦い声が漏れてしまっては肯定しているのと同じだった。そんなヒカリを見てキャスティは更に目を細め、乾いた声で笑った。
「見た目は頼りないものね。でもこの花はとても効能が強くてね、これまでの旅でも数え切れないくらいお世話になってるわよ」
「そうなのか」
「擦って粉にしちゃうから、印象は無いかもしれないわね」
 しかし、そこまで言われてもキャスティが手にしている赤い花に近付こうとはしなかった。彼女の言う通り、生理的な嫌悪だけならまだ良かったのだろう。
 朱色の雫が滴り落ちるようなその様を見て、ヒカリは酷く気分が悪くなった。つい先日感じたあの時と同じ感覚だ――ロー将軍と刃を交わした時と同じ、身体中の血が活発にさせ気分が高揚する感覚。理性から成る拒絶と合目的とすら言える衝動が混じって身体の芯からむせ返る。
 やはり、あの時から煩くなっている。
 だが仲間には――一際、彼女からは遠ざけておいておきたい。もし何か累が及びそうになったら、ヒカリは姿を消すことになるだろうと今までも漠然と考えていた。友への手助けを投げ出すその独善的な答えは、恐怖という後ろ向きな考えから染み出たものであるということも把握した上での選択である。
「すまない、目眩がしてしまった。昨晩の寝付きが少し悪くてな」
「あらあら。そんなの、すぐに私に言ってくれないと」
 そう言って彼女は肩から提げた鞄を乱暴に開け赤い花を仕舞い込み、中身を引っ掻き回し始めた。いつも同じ小ポケットに入っている氷と共に小瓶に入れられている白い花弁が一瞬だけ顔を覗かせる。キャスティの手はその小瓶に更に薄い膜がかかっているかのように、あるいはヴェールに守られた秘密を大切にするかのように避けて、一つの絹袋を掴み上げた。
「これ、鎮静の効果があるのよ。寝る前に使って」
 中から取り出したのは、煎った跡のある親指程の焦げ茶色の木の実だった。
「このまま食むのか?」
「とっても苦いから覚悟してね」
 聖母のような笑みで話す内容は、母親が子を諭すように手厳しい。笑みを保ったまま、しかし何処か思慮深く細めて、
「さてと……今日はもう休みましょうか。ね、ヒカリ君」
「あ、ああ……すまない、キャスティ」
 暮色の迫った空を見やる。まだ宿に集まる時間には確かに早い。来た時は集合時間までここで薬草を摘むような流れだったかと思うが、どうも彼女の気遣い故の提案のようだ。
「良いの。私の薬草採集よりも、ヒカリ君の体調の方が優先です」
 白と青を基調としたスカートを翻し先導する彼女の頼りになる華奢な背中もまた、空から降り注ぐ晩陽が照らしている。
 空を泳いで伸ばしかけていた手を、ヒカリは確かな意思で握り締めて腰元へと戻した。
 自分の影がキャスティを踏まないように、侵さないように、斜め後ろから追いかける。
(……まだだ)
 自分と同じ姿をした、血と見紛うような真紅の瞳を持つ獣は、まだ檻の中にいる。




既望


 空に輝く星々を指差して、彼女は明るい歓声を上げた。フレイムチャーチで宿に着き各々の時間を過ごすことになり、ヒカリはキャスティに連れられ大聖堂までの巡礼路を歩いていた。
「街の中って、野宿している時よりも星が見えなかったから」
 彼女はそう言うが、あまりぴんと来なかった。ヒカリは夜空に美徳な何かを感じたことはない。戦場では方角を知り得るための手段であり、城下では地上に落ちた赤い星々とも言える提灯の明かりを見る方が好きだった。
 それでも華奢な背中が弾むのを見て、ヒカリは釣られて天を仰いだ。砂粒程の星が夜空を埋め尽くしている展望は、空気の澄んだクレストランドでしか見られない。雪国であるウィンターランドが近いせいもあり、山間を流れる風は冷涼だった。
「空にはこんなにいっぱい星があるのに、月は一つしか無いのよね」
 キャスティの言葉に反応してヒカリも自然と月を眺める。オズバルドによると昨日が満月だったそうなので、今日の月は少しばかり欠けているだろう。
「ああ。その様相が幻想的だからか、崇める者達もいるようだからな」
「気持ちは解らないでもないわね。カナルブラインの灯台のように安心感があるもの」
 半ば囁くようなキャスティの言葉は、さらさらと小川に流れる水のように穏やかに鼓膜を流れていく。
 言ったきり彼女が黙り込んでしまったので視線を地上へと戻すと、彼女は祈るように手を握り俯いていた。
 何を思って、誰に対して祈っているのかを、ヒカリは想像することしかできない。この地上を生きる者へ向けてか、志を共にしていた仲間達へか、道を違えてしまったかつての同志の男か、あるいはいずれの意図も混ざり合ったものであったのか。
 己も倣うべきかと一瞬思ったが、どうもヒカリには何かを祈るという感覚は無かった。それはやはり国柄なのかな、と思った。祖国を旅立つと殆どの村街では聖火神エルフリックの教典を諳んじる者がいて、ヒカリは馴染まない習慣にしばしば戸惑ったものである。幼少から繋がる倫理観は間違いなく人が見る景色を固定化させてしまうのだろう。
「あそこから見るソレスティアってどういう景色なのかしら」
 いつしかキャスティは顔を上げている。月の明かりが彼女の白く透けるような肌を淡く照らしている。
「ふむ……考えたこともなかったな」
 故郷よりも黒の深い空を見上げて、欠けの無い月を仰いで、それから先程の彼女のように目を瞑ってみた。
 星月も地上の火も見えない深淵だけが広がる世界で、月から見た景色を想像する。
 浮かんだ景色はヒノエウマと変わらない砂の海がのたうつ中に浮かぶ街で、そこで暮らす友たちが朝から扉前の砂を払ったり火の消えた提灯を片付けたり、馬屋や鍛冶屋でそれぞれの仕事を始めたり、そんなヒカリの三年間当たり前に広がっていた風景だった。金色に光り輝く月面が故郷の一面に広がるものと同一とは思えない、と自分なりに脳漿を絞ったら今度は地面が薄っすら光り出したりしただけで進展がない。それに段々常世であるかも怪しくなってきた――人々が思い思いで過ごす中に父や母、かつての友であるジン・メイやツキ、そしてリツの姿も見えてくる。ひょっとしたら、あの大きく勇壮な後ろ姿は兄のものかもしれない。
 無意識に呼吸を止めていたようで、認知した時には口から長嘆が吐き出された。目を開くと眼下に広がっていた街の景色は霧散し、先程と変わらない夜空に月と無数の星が貼りついている。
 月にいる自分は正直よく解らなかった。祈りが解らないのと同じくらい、よく解らない。
 それでもキャスティの問いに返すべきかと考えたが、今一つ鈍いものになってしまった。
「少なくともソリスティアがどのように見えるかは判らぬな。それに月の上だろうと、どうも平和な祖国しか浮かばぬ。想像のつかぬことは言葉にするのは何とも難しい」
「ふふ、そうね。ヒカリ君が言うことに空論は無いものね」
 間髪入れずそんなことを言われ目を丸くしてキャスティの横顔に浮かぶ微笑を凝視してしまった。キャスティの方はこちらの戸惑いに気付いているだろうが涼しい顔をしていて、冗談なのか本気なのか読み取ることは難しいが、さらりと口にしたということは常日頃からそう人間性を解釈されているのかもしれない。
 もしかすると、と思い至る。
 もしかすると、今しがたの行為が祈るということなのかもしれない。目を閉じて物事を熟考した時、己の内に刻まれた過去や思い描いていた未来が凝縮されて現れた。砂漠に浮かぶ蜃気楼のように不完全で、天へ旅立つことのように空想的で、何より歪んだ残酷的なものである故に、ヒカリは決してこれを現実に望まないし、口にもしない。キャスティにはそれが現実のみを語っているように見えるのかもしれない。
「……ああ、そうかもしれないな」
 だがそれは、ヒカリにとってこれ以上ない叱咤であった。噛み締めるようにヒカリは小さく頷く。
 頬を撫でるこの地方の風は相変わらず鋭く凍てついていて、ヒカリの頬を上気させる。
 同じように冷気を浴びるキャスティの横顔がこの時ばかりは淋しげに見えて、ヒカリは彼女の肩に手を伸ばしていた。
「キャスティも優しい嘘や場を和ませる冗談はあっても空論なんて無いだろう。それは俺がよく知っている」
「……ヒカリ君って結構意地悪よね」
「ん?」
「その返しじゃ私が私自身を肯定しないといけないもの」
 一呼吸置いて、暖かな熱が籠った吐息が冷たい空へと飛んでいった。どういうことかと訊こうとするより先に、キャスティが肩を寄せてもたれかかり声を掛けあぐねる。彼女の後頭部に乗った団子に束ねた金色の細い髪が頭上の月の光を浴びて同じように輝いていた。
 ヒカリは再度目を閉じた。
 平和な祖国の景色を眺めるヒカリの隣で、祖国の衣装に身を包んだ金色の髪の女性が慈しみを多分に含んだ眼差しで佇んでいた。





蒼然


 目がだいぶ暗闇に慣れてきた。無機質な箱の中に閉じ込められてもう半日は経つだろうか。元々この国の暗い空が尚も深く染まり、ヒカリの周囲に纏わりつく。
(冷えるな……)
 牢屋の特性上仕方ないが周囲には寝込むための布と、用を足すための壺くらいしか無く、殆ど色が喪失している室内がより寒々しく感じられた。唯一彩りを与えると言ってもいい松明は当然のように檻の外に置かれ、それも蝋が短くなり頼りない火が揺れているだけである。周囲を照らす明かりは手の届かない位置にぽっかりと空いた小さな窓からのものだけで、そこから差し込む月明かりが一筋、一人の女性へと落ちている。
「――はい、もう動かしていいわよ」
 呼びかけと同時に固定させていた右腕を手元に引き寄せてかじかんだ指を開閉させる。傷の痛みは鈍く残るのは当然だが、キャスティの処置によって怪我の前とほぼ変わりないくらいには動かせるようになっていた。
「ふむ、流石はキャスティだ。違和感がない」
 剣も変わらず握ることが出来そうだ、と真っ先に思ってしまう辺り、自分で自分のことが解らなくなる時がある。
「本当に……これくらいの傷だったからって、無茶はしちゃダメよ」
「……すまない」
「よろしい。じゃあ次は左腕ね」
 キャスティは鯱張ってヒカリの謝罪を満面の笑みで受け止めた。いつもならもっと言葉多く切り返してくるものだが、彼女なりの気遣いなのだろうと追及はしなかった。
 だがそもそもヒカリにとって、無茶をしたつもりは毛頭なかった。旅の仲間を連れていっては用心されると、ライ・メイへの謁見へ一人で向かうことに、一切の躊躇いなどなかったのだ。いくら警戒心の強いテメノスに諭されても、歯牙にも掛けなかった。彼女ならば兄であるムゲンの悪行を誅す手助けをし、誰も血を流さない世を理解してくれるのだと信じていた。
 結果は違った。三年前と同じものは彼女の瞳に映っていなかった。
 彼女に拒絶されて橋から落とされ、メイ家の兵に拾われて牢に投げ入れられたところまで意識があったが、ふと意識が飛んでいる間にキャスティまでも牢に入っていて混乱した。わけもわからずキャスティに擦り傷や打ち身だらけの身体を曝け出すよう指示されて、従わざるを得なかった。
 怪我の治療を受けながら小声で聞いた話だが、街の診療所に掛け合って一時的にそこの関係者として怪我人を診ると言い切って入ってきたとのことだった。勿論、治療を終えれば彼女は町に戻るようである。寒々しい場所で仕事をせねばならない看守にまで温かな薬草茶を振る舞い落としきる辺り、彼女の強引とでも言える慈悲は万人すべからく共通のものらしい。
「ヒカリ君」何処かに打ち付けたらしい赤黒く染まった左前腕に今から塗り込むであろう薬を鉢で練りながら、「ねえ、ヒカリ君。良かったらライさんとの思い出を聞かせて」
 意外な問いにキャスティの顔をまじまじと見てしまう。キャスティは小窓からの月明かりと経験を頼りに潰した薬草に更に材料を足している。
「そう、例えば……ライさんとの出会いってあなたがいくつの頃だったのかしら。昔馴染みと言うのだからきっと子供の時よね。その時から一緒にお稽古をしていたの? でも剣と槍で武器が違うなら修行の仕方も違うのかしら……あ、でもヒカリ君も槍は扱えるものね。もしかしてライさんに教えてもらっていたとか?」
 矢継ぎ早に溢れんばかりの疑問が浴びせられる。思わず身を引きそうになるが、ヒカリの背後には硬く冷めきった牢の壁が立ち塞がっている。後頭部をぶつけて痛みを食いしばる声が思わず漏れ出そうになりながらも、
「ひ……一つずつ答える」
 ヒカリは折れた。どこかで口を挟んでおかないと止みそうにない。
 それに先程気を失っている間に現実にひどく近い夢を見てしまった。当時の記憶も明るく、口にすることで誰かに聞いてほしいという思いがあったのも否定はできないのかもしれない。その相手が旅の仲間で、その中でも特に母親のようにヒカリを見守ってくれている彼女だったのならば。
「ライ・メイと出会ったのは確かに子供の頃だ。前日に興味の惹かれる本を見つけてしまってな、深更まで起きていたから朝起きれずに母が俺の部屋まで来て起こしにきた」
「まあ、あなたでも寝坊するのね」
「それは……今でもしていることも……ある」
「うふふ、良いこと聞いちゃった?」
 彼女との出会いを皮切りにヒカリはいつも以上に饒舌に話した。ライ・メイだけではない、メイ家の長男のこと、母のこと、支えられてきた時のこと。留まることなく出てきたのは、合間に心地よく挟まれるキャスティの相槌があったからだろう。
 三年前、父が戦をぴたりと止めたところでライ・メイとの物語は途切れている。一しきり話し終えると、
「……ヒカリ君は、」と彼女は落ち着いた声音で切り出した。ヒカリに向けていた顔を逸らして檻の外へと視線を向け僅かな躊躇いを挟んで、「今でもライさんのことを信じてる?」
「当然だ」
 ヒカリの方は間髪入れずに答えた。声がさっきよりも勢いづいて、檻の外まで響き渡った。
 自然とも思える静寂が帰ってきた時にはキャスティは緩めた唇に微笑を浮かべていた。薄暗い空間でも不思議と光を放つ空色の瞳の中に、自分の顔が映り込んでいる。顔にいくつも出来た擦り傷はキャスティが処置しているものの依然として残ったままだ。
 それでも顔色に後悔と諦念の言葉は浮かんではいない。キャスティもヒカリの表情から同じものを感じ取ったのか、もうすることはないと満足げに治療道具を片付け始めた。
「解ったわ。私達も協力する。無茶はしてほしくないけどケガをしたら私が治すわ。だからヒカリ君、安心して臨んでちょうだい。私達は一歩先で待っているから」
 そう言い残してキャスティも去るといよいよ牢には震え上がるような幽寂な空気で溢れ返った。ヒカリは目に見えないものを信じない方だが、時折背筋が凍りつく気分になる時がある。
 メイ家への思いはそれだけか。
 闇がそう語りかけてきているような気がした。
(……いや)
 キャスティに話していないことは、まだあった。
 母が殺された日。
 ヒカリの師匠でもあった友が、兄に殺された日。
 砂が吹き荒れる、相も変わらない英雄の丘での光景を背に、ジン・メイの剣を突き立てた日。そして、残された妹が誓った言葉。
(……今度は俺が背中を押さねば)
 遠い日にあった捻れが、今日の彼女との間に亀裂を生んでいるのだとしたら。やはりもう一度ライ・メイと話さねばならない。たった今、己がキャスティにしてもらったようにヒカリがライ・メイにすべきことがある。一歩先に行くために。
 夜が明けたらヒカリのことを処刑すると彼女は言っていた。少なくとも、その時点で話す機会はあるはずだ。勝負は明日の朝——
 キャスティが去ってから半刻と立たずして規則的な足音が近づいてきて、ヒカリは顔を上げた。考え事もしていたせいもあってか、檻の前まで来てようやく男の存在に気付く。
「ヒカリ殿、一つ伺いたい」
 檻の前に置かれていた蝋燭はもう溶けて原型を留めておらず火は消えていた。代わりに、訪れた男が新たにランタンを手にしていた。
 齢は六十近くにもなろうか、深い皺が刻まれた顔は鋭気を放っているものの、歳月を経て丸みを帯びたかのようにも見える。ヒカリも何度か幼い頃から顔を合わせていたがだいぶ印象は変わったようにも思う。この牢に入る前に刃を交わした男、ライ・メイの家来のクンゾだ。
 先程のキャスティとの会話の内容を再度確かめるかの如く、値踏みをするように目尻を細めて彼は問うてきた。
「今も……我が主を、友とお思いか?」
 牢の中で座り込んでいたヒカリはクンゾを睨み上げ、
「当然だ」
 そして一切の迷いなく切り返した。







※ここから言い訳エリア
・リハビリがてら書いた上に推敲ソフトに突っ込んだりもしていないので、いつにも増して素晴らしく稚拙です
※ここまで言い訳エリア

 4月からオクトラ2書いてないばかりか、その間に書いた別作品の二次創作もたった3本、一万字いかないものばかりという、去年の年末年始に6万字をあげた人とは思えない感じになってしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか(挨拶)。

 最近書くための時間がない(ゲームは衣食住に並ぶ必須要素なのでないと死ぬのでゲームはノーカンでお願い……します)のと筆があまり乗らなくてスランプなのとでリハビリ目的で書きました。
 一つずつあとがき感想書いていければなと思います。


【相牢】
 今書いてる小説が本当に筆が乗らなくて、しかし流石に最近何も書いてなさすぎるので書かないとという強迫観念みたいなものに追われてSSお題ガチャに頼って書き上げたもの。
 お題は「見られたくないものを静かに隠すヒカキャスの話」というものでした。
 ヒカリ3章のすぐ後というシチュエーションは割とすぐに決まった気がします。その中でお互いに心を許しつつも巻き込みたくないから黙っているというもやもやする状況が書きたかったのでした。


【既望】
 流石に一つだと格好がつかないだろうとお題をガチャったもの。
 お題は「満月を見て月に行ってみたいと呟くヒカキャスの話」でした。
 なんか……話の流れ変わってね?と思ったそこのお方、正解です。実はとてつもなく紆余曲折しまくり、結果的に満月でもなければ月に行きたいなんて一言も言わない話になりました。キャスティはともかく、祖国大好きな上に重責を持つヒカリがク国を置いてどっか行きたいなんて言うわけなくて無理難題でございました。

 ところで次も含めてどうしてヒカリ視点が続いたのか、それは作者にもわかりません。
 キャスティにヒカリ君と呼ばせてヒカリ君をどきりとさせたいだけだと思います。


【蒼然】
 書き下ろしと言っていいのかわかりませんが。他二つと違い初公開です。
 見ていただいた通り、ヒカリ4章をベースに書いた話になっています。

 結構気に入っているというか筆が乗り、本当は書きたかったことがいっぱい生まれてリハビリにとても良い作品になりました。もしかすると肉付けして別の形として出るかもしれませんし出ないかもしれません。誰にもわかりません。

 そして、これを書いてる最中、まさかのまさか。
 オクトラ大陸で祈祷師ヒカリが来るじゃありませんか。うそまじ。だって「既望」の話なんてヒカリには祈りなんてよくわかんねーんだぜって書いたばっかなんですよ。あまりにビビり過ぎてツイート見ただけで動画どころか絵も見てません。ケーキの苺は最後に食べるタイプです。これ上げたら見ます。というか見る前に、引きます。

 しかもよ?ライ・メイも来たんですよ?いやタイミングよ。ほんとにそっちも欲しいんだけどさ……。

 元々一年前、長々と書いてたヒカキャスを、大陸でキャスティとヒカリが実装されるタイミングであげてたのもあり、今回のこの記事もこの年始、1月1日にあげる予定なのは数日前から決めてありました。
 それなのによ。前日に急に祈祷師ヒカリ実装するとかさあ!もう石無いよ!!この前の周年であまり課金できてないのよ!!!でも完凸するからもう!!!!

 というわけで祈祷師ヒカリをガチャってきますよー!!うおーーー!!


 ここまで読んでいただきありがとうございました。
 もしよろしければ拍手やコメントなどいただけると嬉しくて飛び跳ねます。

拍手[1回]

お名前
タイトル
メールアドレス
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集用パスワード
管理人のみ閲覧
ブログ内検索
カテゴリ一覧
プロフィール
  • HN:
    ヴィオ
    HP:
    性別:
    非公開
    自己紹介:
    ・色々なジャンルのゲームを触る自称ゲーマー
    ・どんなゲームでも大体腕前は中の下~上の下辺りに生息
    ・小説(ゲームの二次創作)書いたり、ゲーム内の台詞まとめたり

    【所持ゲーム機】
    ・SFC GC(GBAプレイ可) Wii WiiU NSw NSwlite PS2 PS3 PS4 PS5
    ・GBAmicro GBASP DS DSlite 旧3DS PSP PSV
    ・ミニファミコン ミニスーファミ PSクラシック
    ・PCは十万円くらい。ゲーム可だがほぼやってない
最新コメント
バーコード
<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- ポケ迷宮。 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Material by もずねこ
 / Powered by
☆こちらもどうぞ